サンタは1月にやってくる? タシケントでの年越し

公開日 : 2015年01月01日
最終更新 :

 Yangi yil bilan! (あけましておめでとうございます!) みなさんこんにちは!タシケント特派員の齋藤です。

 羊年の今年、皆様のますますのご発展と無病息災を、ウズベキスタンよりお祈りいたします。日本は大雪のお正月になったそうですね。ウズベキスタンに旅行される際には、風邪などひかれないよう、ぜひ当地で栄養たっぷりの羊肉をたくさん食べていってくださいね。

 日本では12月に入ると(あるいはもう11月のうちから)、クリスマスやお正月へ向けて、街がきれいに装飾されたり、デパートなどでは年末商戦へ向けて活気が出てきたりします。しかしウズベキスタンではそのようなにぎやかな雰囲気の年の瀬はあまりありません。試しにウズベク人の友達に訊いてみたら、タシケント中心部の独立広場(ムスタッキリック マイダニ)でにぎやかな催しがあるというので、12月31日の大晦日、友人とともに行ってみました。

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 普段はだだっ広く、観光客がいても閑散とした雰囲気の独立広場ですが、この日は遠目からでもわかるほど人ごみでにぎわっていました。

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 いつの間にか独立広場に、高いヨールカ(ツリー)が立っていました。

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 周りには、このようにサンタクロースのような衣装を着た人がたくさんいます。これは実は、ロシア語ではディエド・マロース(極寒爺さん)、ウズベク語ではコルボボ(雪爺さん)と呼ばれ、しいてゆうなら、サンタクロースのロシア正教版、といったところでしょうか。ロシア正教では西暦の1月上旬がお正月となるので、この時期までディエド・マロースは町中をうろついているわけです。よく、スネグーラチカ(雪娘)と一緒にいます。

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 それにしてもものすごい人ごみでした。タシケントは広々とした都市設計になっているので、このような密集した人の集団に囲まれることはほとんどありません。そのため、久しぶりの人ごみに疲れてしまいました。

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 このキャラクターは、日本人にとっておなじみのあの...?

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 出店が出ている様子などは、日本の縁日と似ているように思えます。

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 聞いた限りでは、基本的にウズベク人は、年越しは家族全員で集まって食事をしたり、ゆっくりテレビを見たりして過ごすようです。地方からタシケントに出てきている大学生などは、冬休みに入ると同時にほとんどが帰省し、家族と過ごすようです。そのほか、若者の中には友達とディスコテカ(ディスコ)に繰り出す人もいるそうです。

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それでは、2015年も、タシケント特派員ブログをよろしくお願いいたします。

 Ko'rshamiz! (またお会いしましょう!)

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