エストニア 止まらぬ新型コロナウイルスの感染拡大
エストニアにおける新型コロナウイルスの感染拡大状況をお知らせします。
エストニア国内では相変わらず新型コロナウイルスの感染者が増え続けております。前回の記事の2021年1月26日時点では過去2週間の平均感染者数は人口10万人あたり541.62人とお伝えしましたが、2021年3月1日現在は1035.01人となっております。この1ヵ月で倍近くまで膨れ上がりました。
2月初めから1日の感染者が500人近く確認され始め、少しずつ600人、800人、900人と増え続け......月末には1000人を越える日が続きました。昨年の秋まではEU内で低い感染率を維持していたエストニアですが、今年の2月27日の時点でエストニアはEU内にて2番目に感染率の高い国へと逆転する形に。人口約130万人でこの感染者数はとても深刻な状況です。
本日3月1日~28日まで、新型コロナウイルス感染拡大防止のための新しい規制が設けられます。
●教育機関(小、中、高、専門学校、高専、大学)は小学校1~4年生を除きリモート学習へと切り替え。
●レクリエーション活動、教育、子供、若者、大人のスポーツにおける屋内グループ活動および訓練は禁止。
●3月3日からアウトドアスポーツ活動、トレーニング、趣味教育とレクリエーション活動は1グループ10人まで(これまでは50人)。
●3月3日から屋内の公共宗教サービスやそのほかの宗教集会、会議、劇場公演、コンサート、映画上映は禁止。カジノ、ナイトクラブ、ボウリングコート、ビリヤードコート、子供用プレイルーム、美術館、ギャラリーなどの他の娯楽施設への立ち入りも禁止。
●公共のサウナ、スパ、プール、ウォーターパークへの立ち入り禁止。
●飲食店営業は18時まで。3月3日から閉店後の18時以降は持ち帰りのみ販売可(フードデリバリーの利用など)。
そもそも人口が少なく過密になることはほぼありませんが、それにもかかわらず感染者は増え続ける一方。もっと厳しい規制を設けた方がいいのでは?と言う声も出ています。
この数日ですっかり雪も解け、気温が上がり春らしくなってきたエストニア。旅行や人との集まりをするにはもうしばらくの辛抱が続きそうです。
本日の参考記事
筆者
エストニア特派員
Zimmermann Misato
2018年秋にエストニア第二の都市タルトゥへ移住しました。スーパーや市場をうろついて美味しそうな食べ物を探すのが毎日のお楽しみ。
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