【番外編】リトアニアの伝統菓子Šakotis(シャコティス)

公開日 : 2019年07月15日
最終更新 :

 エストニアからこんにちは!

 今月上旬、車でリトアニアとポーランドを観光してきました。両国ともエストニアの近隣国ながら異なる街並み、食文化、お土産などがあり、今までの両国へのイメージを覆された旅となりました。

 今回はリトアニアで買った伝統菓子"Šakotis(シャコティス)"をご紹介したいと思います。

 では早速、こちらがシャコティスです!!

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 トゲトゲした置物みたいですよね。下段のシャコティスは30cm以上もある大物!

 そんな存在感抜群のシャコティス、実はバームクーヘンの起源という説があるそうです。どちらも基本的な材料は卵、バター、小麦粉、砂糖、牛乳。焼き方は鉄の棒に生地をつけ、回転させながら焼いていくのですが、ここでシャコティスとバームクーヘンの違いが現れます。バームクーヘンな綺麗な丸型になるようゆっくりと回転させながら焼くのに対し、シャコティスはあえてトゲトゲ感を出すよう生地を垂らしながら高速で回転させ焼いていきます。

(気になる方はYoutubeで"Lithuanian spit cake"で検索してみてください。シャコティスが出来るまでの過程を見ることができますよ!)

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 リトアニアでシャコティスは結婚式や誕生日、その他特別な記念日に食べられています。このシャコティスはチョコがかかり、お花もトッピングされていますね。

 基本的にシャコティスは高さ20㎝ほどの大きさなのですが、スーパーでお土産用の小さなものを見つけました。

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 お値段€2.21。賞味期限も約2ヶ月あります。ちなみに後日お土産屋さんで同じものが€5で売られていました...。スーパーの方がお買い得(^^;)

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 箱を開けると綺麗にラッピングされていました。

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 小さくても存在感があります。早速カットして食べてみると、優しい卵の味が強く、甘さは控えめ。確かにバームクーヘンの味に近いけれど、食感はしっとりサクサク。特にトゲトゲした部分がビスケットのよう!シンプルながら懐かしい味がして、食べきった後にもう1個買ってくればよかったー!と後悔。外国産のケーキをお土産にするのは勇気がいりますが、このシャコティスは日本人好みの味です。特に"甘すぎない"という所が大事ですよね(^^)

 今回はシャウレイ、ビリニュス、カウナスを訪れましたが、どの地でもスーパーで販売されていました。これからリトアニアへ行かれる方は是非探してみてください。

筆者

エストニア特派員

Zimmermann Misato

2018年秋にエストニア第二の都市タルトゥへ移住しました。スーパーや市場をうろついて美味しそうな食べ物を探すのが毎日のお楽しみ。

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