番外編)2回目のロックダウンを迎えて/ロックダウンになる前に準備しておくこと

公開日 : 2021年03月26日
最終更新 :
筆者 : Chisato

Tere!(エストニア語で、こんにちはの意)

昨年2020年3月のロックダウンに続き、今年2021年3月もロックダウンになったエストニアです。

ロックダウンになってしばらくすると必ず私は「いまがいつだか、ここがどこだかわからないorどうでもいい」気持ちになるようです。そして「外が日本だと思ってみよう」遊びをしたり、「いまが1987年だと思ってみよう」遊びをしたりして、ひとり遊びが上手になるようです。あと外出回数が減りますから、2021年3月のエストニア(リアル)より1日4時間は観ている『名探偵コナン』の世界(バーチャル)のほうがぐっと近くなります。夫を呼ぼうとして「コナン君!」の言葉が出たときには自分が蘭ちゃん気分だったことにびっくりしてしまいました。精神状態はなかなかの危険水域だなあ......という自覚があるうちはまだ大丈夫!かな......?というギリギリのラインです(笑)

ちなみにロックダウンになってからほぼマスクをしていません(ずっと家の中にいるので)。加えて消毒液も使っていません(理由は同上)。手荒れ肌荒れが落ち着き、ちょっと嬉しいと思いつつ、自分が外出していたことを反省したりしました。

そんな私ですが、ロックダウンになる前に準備しておいてよかったと思っていることがいくつかあります。それは「3つの『く』」です(東京都の小池知事を真似てキャッチーにしてみました)。「くつ(靴)」「くるま(車)」「くすり(薬)」の頭文字を取って、3つの「く」です。

昨年のロックダウンではこの3つに困らされたのです......雪の季節が終わる3月なのに大地を踏みしめられる靴を持っていない(古い靴を捨てずに取っておけばよかったと悔やんでも遅し。服はまだしも靴だけは試し履きをしてから買いたくて、いつまでもブーツの日々)、車のタイヤを冬タイヤから夏タイヤに交換していない、常備薬を揃えていない(薬局が開いていても商品棚には一切近づくことができず、店員さんとのやりとりの中で商品を決めるのは大変でした)......地味に響きました。

ちなみに語呂が悪いので上記に書きませんでしたが、「お」「び」「で」「は」「げ」「え」のことも大切です(あら結構たくさんw)。重たい食品を買っておく、ビールを買っておく、電球の替えを買っておく、歯ブラシを買っておく、現金を念のため準備しておく、A4用紙を買っておく、です。「重たい長期保存可能常温食品は自分で買っておく(スーパーから食品を配達してくれる人に重たいものを持たせるのは悪いから)」「ビールを買っておく(理由は同上。そして他国のようにアルコール販売禁止になったときのために)」は本当に大切なことです。

また外出をしないためか、電球の取り替え頻度も上がりましたし(たぶん。タイミングが悪かっただけかもしれません)、歯ブラシの傷みも早かったです。トイレットペーパー騒動にまた火をつけることになってしまいかねないので「と」としては挙げませんが、トイレットペーパーを消費するペースも当然上がりました。トイレットペーパーはなくなったらいらない服を切ってトイレットペーパー代わりにしてもいいわけですし(トイレには捨てないで!)、いらない紙を揉んでトイレットペーパー代わりにしてもいいんです(トイレには捨てないで!←しつこい! 誰もするわけない!)。とにかくトイレットペーパーはどうにでもなる!大丈夫!と思えたのですが、しかし仕事でA4用紙にプリントアウトして......という作業が必要な方はA4用紙が切れないようストックが必要だと思いました。困れば配達を頼めばいいわけですが、自分でできる準備はしておいたほうがいいかな、でも買い溜めし過ぎてみんなの分がなくなるのはよくないからほどほどにと思いながら私は2セット(計1000枚)買いました^ ^

というわけで今回は、日本の皆さんがこのことを参考にする日が来ないことを祈りつつ、でももしかしたら別のとき何かの役に立つかもしれないと思って、「このコロナ禍にぬるい話だけれど地味にメンタルに響くこと」をまとめて書いてみました。

なぜこんなぬるいことを書いたのかというと、一番つらくて大変な人以外「つらい」と言い出せない世情はひとりひとりにとってあまりよくないかなと感じていたので、ぬるいことでも自分なりに地味につらいこともあると書いてみようと思ったからです。このコロナ禍、靴がないくらい、車がないくらい、病気でもないのに薬がないくらい、実際どうでもいいのですが、でも私が口を開くことで「私も誰にも会えないことで心が落ち込んでいる(もちろん医療関係者の人たちや感染した人たちのほうがずっと大変で、誰にも会わないで済むことはとてもありがたいことなんだけど・・・でもつらいことはつらい)」と誰かが口を開けるといいなと思っています。

もしこのブログを読んで嫌な気持ちになった人がいたらごめんなさい。

コロナ禍が早く終息しますように。

筆者

エストニア特派員

Chisato

エストニアのいいところ、エストニアならではのこと、日本とエストニアの似ているところ、違うところなどをご紹介したいと思っています。

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