新年の挨拶とエストニアの歌と踊りの祭典
テレ!
爆竹と咆哮のタリン旧市街より、日本の皆さま、あけましておめでとうございます!2014年もよろしくお願いします。さて2013年は、取材をしても記事を暖めているあいだに(笑)鮮度が落ち、ブログへのアップを諦めることが多かったです。2014年は、肩の力を抜きながら適度なペースで更新をしていきたいと思います。
写真:タリン旧市街のクリスマスマーケットの様子
アレ?
なんて所信表明をしたところすみませんが、実は7月まで所用で日本へ一時帰国することになってしまいました。2014年の歌の祭典はどうしたの?とおっしゃるそこのあなた!鋭いツッコミです。笑 自己紹介欄に「歌の祭典の取材など~日夜奮闘」と書いてあるのに、企画倒れになってしまったら当ブログの沽券に関わります。笑
写真:2014年1月1日。初日の出を求めて、タリンの港付近へ
エストニア歌の祭典とは・・
5年に一度開催されるエストニアの歌の祭典ですが、実はぼくがバルト海地域を8年近くふらふらした挙げ句エストニアに辿り着いたのは、1つのドキュメンタリーをみたことがきっかけでした。
''The Singing Revolution''(2007) オフィシャルウェブサイト(英語)リンクから映画のトレイラーをみることができます
この作品をとおして、エストニアの歴史や歌の文化について興味をもち、異邦人としての視点から歌の祭典を取材してみたいと考えるようになりました。ドキュメンタリーは扱うテーマによって異なる手法をとることがありますが、本作のぼくのスタンスは、コーラスという主題を設定し母校の小学校での合唱とエストニアの合唱団の練習風景を観察的な(observational)視点で描写する、というものでした。'The Singing Revolution'が、歌の力で独立を勝ちとった歴史的偉業の発信に力点を置いているとしたら、本作は一個人が相反する文化の集合体に潜入しある種のイニシエーションを通して、ありありとした映像を視聴者に提示すること、そしてそれぞれが何らかの気づきを得ることに主眼をおいていました。
この作品に取り組むことで、エストニア社会だけでなくぼくにとって未だ謎の多い日本社会について再考する貴重な機会になると思っていたのですが、2014年1月1日現在日本でより興味のあるテーマがみつかったため、夏いっぱいそちらに注力したいと思います。とはいえ、是非とも7月4日から3日間開催される歌の祭典には参加したいです!
写真:新年の港からみた旧市街。結局、この日タリンに初日の出は現れませんでした。笑 北欧で初日の出をみられる際はご注意下さい。
チケットの購入は2014年初頭にはじまるということ。
チケットに関する詳細はこちらまでどうぞ。laulupidu@piletilevi.ee
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