タクシー博物館(宜蘭計程車博物館)を見学!タクシー運転手さんは入館料無料!?
2019年7月にオープンした世界でも珍しいタクシー博物館。なんと館長の李さんが趣味で始められた博物館だというのが驚きです。
普段は台北にいる筆者みみ。この日は少し遠出して宜蘭(イーラン)のタクシー博物館へ行ってきました。64分の1サイズのタクシーの展示やタイのトゥクトゥク、日本の人力車なども見ることができます。
今回はタクシー博物館の様子をレポートします!
館長李さんとタクシー博物館との縁
館長さんのお名前は李濟成。彼の名前「濟成」とタクシーを意味する「計程(車)」はどちらも「ji cheng」と発音し、なんだかタクシーに縁を感じますよね。「『お前んちの車はタクシーか』とからかわれたこともありますが、タクシーの運転経験は一度もありません」とユーモアを交えて語ったこともあるとか。
それから大人になりアメリカを旅行したとき、土産物店でタクシーのぬいぐるみを見つけた李氏。そのぬいぐるみに書かれたナンバープレートが偶然にも李氏の誕生日だったというのです。これはもうタクシー博物館をつくる運命だった気もしますね!
館長李さんのこだわり
博物館の外には100本の木が植えられています。季節によってさまざまな花を咲かせますが、すべて黄色の花なんです! これは台湾のタクシーやニューヨークのイエローキャブの色を表しています。そのこだわりを知ると博物館を2倍楽しめます。季節ごとに訪れてみるのもいいかもしれませんね。
運転手さんの入館料は優待価格!
一般の入館料が200元(800円)で、優待価格は150元(630円)。優待対象者は宜蘭県民、学生、体が不自由な方と付き添い1名、65歳以上の方。そして、運転の仕事に従事している方も優待対象となります。タクシー運転手さんであればなんと無料になります。さすがタクシー博物館だけありますね!
各国のタクシーを展示
展示は全部で7台! ベルリン、東京、ロンドン、ニューヨーク、台北、香港、パリからやってきたタクシーです。日本のタクシーはヤフオクで落札したそうですよ。
社名表示灯(俗名:行灯(あんどん))も多数展示!
今まで行灯に注目したことはありませんでしたが、タクシー博物館ではさまざまなデザインの行灯を楽しむことができます。
イートインスペースのイスと机
博物館のイートインスペースに中学校の机とイスが置かれていました。館長の李さんの母校の机のほか、「景美女中」という中学校のも。景美女中は台湾有数の進学校です。さらに綱引きで世界一に輝いた学校でもあります。女子中の机を置いておくのは男子が喜ぶだろうという李さんの計らいだとか(笑)
タクシーグッズも充実!
ティファニーのタクシーチャームやケイトスペードのタクシークラッチバッグなども展示。
有名ブランドの遊び心ある演出にわくわくします。
その他、陶器で作られたミニタクシーの展示もあり、見どころ満載のタクシー博物館。回転ずしのようにミニチュアの車も回っていますし、ゴーカートもでき、訪れる価値はあるかと思います。
まだまだコロナ禍ではありますが、自由に海外旅行ができるようになったらぜひタクシー博物館へも行ってみてくださいね。
■タクシー博物館
・住所: 宜蘭縣蘇澳鎮中山路二段162巷2號
・最寄り駅: 蘇澳新駅
(ライター:地球の歩き方特派員みみ)
筆者
台湾特派員
みみ
2020年7月より台湾生活開始。ライター・ブロガー・日本語教師として活動中。
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