シドニーの公共交通機関を使う際に必要なOpal Card

公開日 : 2016年07月29日
最終更新 :

ちょっと長いタイトルになってしまいましたが...。

公共交通機関という点では日本よりちょっと遅れている感のあるシドニーですが、こちらでも2012年からIC乗車カードであるオパール・カード(Opal Card)が使われています。使い始めると便利なこのカードですが、いろいろ細かいルールもあったりするので、今回はこのカードについてご説明したいと思います。

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これがオパール・カードです。自分が使っているものですので角がすり減っていますが...クレジットカードなどと同じサイズと厚さです。

ところで、2016年8月1日より今まで発行されていた紙製の切符の販売が停止されます!鉄道、フェリーに関しては一回券のオパール・カードも販売して対応するようですが、バスでは使えないようです。なので、シドニーでバス、鉄道、フェリーを使うのならば到着したその日にでも購入してしまった方がいいでしょう。

1.買う場所:なぜか駅の改札では売っていませんが、駅構内にある売店、町なかにあるコンビニ、Woolworth'sのスーパーなど、あちこちで売っています。

2.最初のチャージ額:最初に購入すると、「いくら金額を入れる?」という様な事を聞かれます。オパール・カードはカード自体は無料で、どれだけ金額を入れるかは購入者が決めることが出来ますが、最低チャージ額は$10からですので、あまり残額が残りすぎないように気をつけてください。なぜかというと...

3.返金できる?:オーストラリアに銀行口座があれば所定の手続きをして残額を取り戻せますが...普通の旅行者ではちょっと。使い終わったカードは持ち帰って、次回のシドニー訪問、またはシドニーに行く友達にお渡しすればよろしいのでは?

4.知っていると便利な特典:まず、1日当たりの最大運賃は$15となっています。これは例えばフェリーでどこかに往復して、バスか電車に乗れば簡単にモトが取れるような額ですので、観光客にとってはありがたいですね。さらに、日曜日になるとその額がなんと$2.50!例えば電車で2時間かかるブルーマウンテンに行くのも、平日ならば$15、日曜日ならなんと$2.50!一日中フェリーに乗りまくっても$2.50!これは、政府が皆に公共交通機関をもっと使ってほしいということでサービスしているのですが、旅行者もこれに乗らない手はないですよね。そのほかにも、60分までの途中下車可能、ラッシュアワー時以外の鉄道料金割引など、知っていると節約になる特典があります。

5.使い方:基本的にほかのIC乗車カードと同じで、改札口やバスの出入り口にあるリーダーにカードをかざす(こちらではTap on, Tap offという)だけです。残額が少なかったり、最低限度額に達していないとエラー音が鳴ります。

6.さらなる情報:駅に行くと、オパール・カードについてのパンフレットが並んでいます。日本語もありますので参考にしてください。このパンフレットはウェブサイトからもダウンロードできますので、旅行前にざっと見ておくのもいいでしょう。

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キングス・クロス駅にあるパンフレットスタンドとトップアップマシン(これで料金を追加できる)

外国に行って、その地の公共交通機関を使うのはなかなかスリリングかつ楽しいもの。先に日本よりもちょっと遅れている、などと書いてしまいましたが、それでもシドニーは公共交通機関を使ってほとんどの観光地に行くことが出来ます。この記事を参考にして、シドニーの色々な場所を探索してみてください!

注)この記事に書かれている料金体系などは2016年8月時点のもので、今後変更される可能性もあります。記事の中の料金は大人料金です。

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