オーストラリアのホリデー(休暇)事情

公開日 : 2009年08月15日
最終更新 :

日本はお盆休みの真っ最中ですね。夏休みで里帰り中、という方もたくさん

いらっしゃるのではないでしょうか。

日本のお盆やお正月のように、オーストラリアで国民が揃って休暇を取り、

家族や親戚一同が大集合するのは、何といってもクリスマスの時期。

学校もちょうど学年末の夏休み中にあたります。州によって異なりますが、

新学年がスタートする1月下旬〜2月上旬頃まで1ヵ月以上休みのある

子どもたちはもちろん、大人たちも年末年始をからめて有給休暇を取得し、

夏のホリデーを満喫します。

そうそう、オーストラリアでは、休暇のことを「ホリデー」と呼びます。

で、ホリデーはお金にヨユウがある人だけのものではなく、みんなのもの。

無理して散財したり、遠くに出かけなくったって、楽しく過ごす方法が

いくらでもあるのが、自然に恵まれたこの国のいいところかもしれません。

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イルカで有名なポートスティ−ブンスにある海辺のキャラバンパーク

一番手頃、かつオーストラリアらしいのは、「キャラバンパーク」と呼ばれる

キャンプ場に週単位で滞在すること。キャラバンパークには、トイレや

シャワーはもちろん、キッチンやランドリー、バーベキュー施設などの

共有設備があり、たいていはプールまで付いています。自前、もしくは

レンタルのキャンピングカーを持ち込むことはもちろんのこと、普通の

乗用車で出かけても、テントサイトだけでなく、備え付けのキャラバン

(オンサイトバン)や、キャビンやコテージ、ヴィラなどを利用することが

可能。コテージやヴィラは、2〜3LDKタイプも多く、ヘタなホテルよりも

よっぽど快適だったりします。

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キャラバンパークではキャビン滞在(トイレ・シャワー付き)もOK

おもしろいことに、海辺や湖畔の一等地には必ずと言っていいほど、

設備の整ったキャラバンパークがあるんですよねえ……。

毎年、ひと夏を同じ場所で過ごす家族も珍しくなく、人気の高いところでは、

帰るときに翌年の予約を済ませていくことだってあるのです。

ちなみに、正社員の法定有給休暇は年間20日間あり、有休取得中は

+17.5%の付加金(Holiday Loading)が支給されるため、休暇中は

普段働いている時よりもお給料が多くなります。

完全に仕事から離れたホリデーを過ごすことは当たり前の権利であって、

立場を問わず、誰かが有休を取ってリフレッシュすることにオージーは

とっても大らか。もちろんその間、ものごとが進まないことは多々あります。

が、カリカリしたって結果は同じ。「お互いさま」と考えて、多少の不便には

目を瞑るオージーを見習い、「休暇のない人生なんて!」と思えることが、

この国でハッピーに暮らすコツなのだと思います。

自営のわたしにとってはあまり関係ない話……ではありますが、「みんな

交代で休もうね!」と有休が消化できる環境ってとっても素晴らしい!

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