講義+試食+実技で大満足のオイスター講座

公開日 : 2007年10月12日
最終更新 :

念願の“Hands on Oyster”(オイスター講座)に参加してきました。「ハンズ・オン」シリーズは、さまざまな食材や料理法をテーマに、その道の専門家が講師を務める実践的ワークショップで、例年10月にシドニーで開催されるグッド・フード・マンスの目玉イヴェントのひとつとなっています。

オイスター講座の会場は、グリーブにあるレストラン、ボートハウス・オン・ブラックワトル・ベイ。こと牡蠣に関しては、個人的に不動のナンバー1の地位を保ち続けているレストランだけに、期待も特大級だったのですが、満足度は200%! 生徒20数人の国籍はシドニーらしくさまざまでしたが、いずれもカキ大好き!という面々揃いで、ワークショップ開始前や終了後にも“牡蠣談議”が繰り広げられたのが印象的でした。

スタートはコの字型に並べられたレストランのテーブル席に座っての「講義」で、講師はベイトマンズ・ベイからはるばるやってきたムーンライト・フラット・オイスターズのスティーヴ・フェレッティ氏。内容は、オーストラリアで食べられる牡蠣の種類といった基本的なことにはじまり、世界の牡蠣事情や傾向、最新の養殖技術といったウンチクが満載。実物を手にとりながら、シドニー・ロック・オイスター(岩牡蠣)には歯があるけれど、パシフィック・オイスターにはないだとか、家庭で保存するときは冷蔵庫に入れないで、濡らした麻布や新聞紙にくるんで冷暗所で保存した方がいいだとか、「へえ〜」「ふ〜ん」「そうなのか!」ってこともたくさんありました。

200710oyster.jpg

とってもマジメにノートを取る人や質問を投げかける人がたくさんいて興が乗ったせいか、予定の40分を大幅に超える1時間後になっても、フェレッティ氏は熱〜くオイスターのことを語り続けていましたが、知的好奇心が十分に満たされたところで、開けたての牡蠣+白ワインが登場! 全11種類の生牡蠣を食べ比べる「試食」へと移ります。種類や産地の説明を受けながら、色や大きさ、見た目の特徴、香り、風味、質感、バランスなどのコメントや思い思いの感想を評価シートに書き込んでいきます。ちなみに、この日食べた中でわたしの一番のお気に入りは、月の光という意味を持つロック・オイスター“Clair de Lune”です。

締め括りは、ガラス張りのキッチンに場所を移しての「実技」。牡蠣の開け方を2人1組で教わります。ナイフと軍手で格闘しながら開けるようなイメージがある牡蠣ですが、エクゼクティブ・シェフのペリー・ヒル氏は、「大丈夫。自分が教えて血を流した人はいなかいから」と笑いながら、折り畳んだキッチンタオルで牡蠣を押さえながらナイフを使って簡単に開けるコツを直伝。使ったフランス製のオイスター専用ナイフはお土産にもらえます。シェフの手助けを受けながら初めて自分で開けた12個目の牡蠣は、もちろんその場で口の中へ直行。いやはやホント、感動的にうまいです、オーストラリアの牡蠣ってば! 

ボートハウスで食べることのできる牡蠣の種類は、普段からシドニー随一。季節のほか、雨量などのコンディションによって状況は異なりますが、多い時は10数種類、少ない時でも5〜6種類程度の「その日おすすめの牡蠣」がメニューに並び、1個単位で注文することができます。シティからはちょっと離れているので、旅行者の方はタクシーでどうぞ。足を延ばす価値大アリです♪

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。