中国で防疫に関する規制が緩和され始めています

公開日 : 2022年06月29日
最終更新 :

ニーハオ! 蘇州特派員もりもりんです。

中国ではここ最近、新型コロナウイルスの感染対策としての防疫に関する規制が緩和されてきています。

「行程卡(行程カード)」の"*"が廃止

6月29日(本日)から、「行程卡(行程カード)」の"*"機能が廃止されました。「行程卡(行程カード)」とは、各自のスマホのミニアプリで表示できる、自分が過去14日間に滞在した都市を表すもの。携帯電話の移動情報から自動的に情報が出てくる仕組みです。

また"*"機能とは、訪れた都市でコロナ新規陽性者が出て中リスク地区に指定されると、すぐに自分の「行程卡(行程カード)」に反映され、"*"が付いた状態になります。

これまで、コロナ新規陽性者と接点や関わりがなくても、"*"が付いただけで、公共の場所などへの出入りや、省や市をまたぐ移動が制限されていました。"*"機能自体が廃止されたことで、国内移動がとてもしやすくなると思います。

中国入国時の隔離期間が隔離ホテル7日間+自宅3日間に短縮

6月28日、中国政府は、コロナ対策で、海外からの入国者に義務づけている隔離期間を、14日間から7日間に短縮する方針を発表しました。

これまではホテルなどの指定施設で14日間隔離、その後自宅などで健康観察(隔離)を7日間行うとしていましたが、今後は指定施設で7日間、自宅などでの健康観察(隔離)を3日間行うとしました。

これまで、21日間(※都市によって異なり都市によっては28日間のところもあるようです。)という長い隔離期間がネックとなって、私のような中国在住の日本人は、コロナ以降、中国と日本を往来することが出来ませんでした。日本以外の外国籍の人や、海外在住の中国人も同じです。ようやく隔離期間が短縮されると発表されて、一時帰国の光が見えた気がします。

中国政府としては、厳しい感染対策によって経済への影響が長引く中、海外とのビジネスの往来などを回復させたいねらいもあるでしょう。

蘇州では地下鉄乗車時にもPCR検査の陰性証明が不要に

6月26日から蘇州では、公共交通機関の乗車の際に、PCR検査の陰性証明を提示する必要がなくなりました。

これまでは、公共交通機関(地下鉄)に乗車する際は、改札の前で係員に、72時間以内のPCR検査の陰性証明を提示しなければなりませんでした。そのために事前にPCR検査を受ける必要があり、とても面倒でした。

今回提示不要になったことで、地下鉄での移動がしやすくなり、人々の移動も増えると思います。

本当に少しずつ少しずつコロナ以前の日常を取り戻しつつあるという感じです。中国ではまだ海外から観光での入国は出来ませんが、早くコロナ前のように自由な往来が出来るようになって欲しいなと思います。

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