【中国・蘇州】コロナ新規陽性者が確認・一斉PCR検査が行われました

公開日 : 2022年02月15日
最終更新 :

ニーハオ! 蘇州特派員もりもりんです。

昨日(2月14日)早朝、蘇州市内でコロナ新規陽性者が4人確認されたと発表がありました。蘇州市では長い間、新規陽性者が確認されていなかったので、とても緊張が走った瞬間でした。

発表された4人はいずれも発熱や呼吸器系の症状があり、自身で病院を受診したところでコロナ陽性が確認されたとのこと。その数時間後には家族などの濃厚接触者の陽性も公表、無症状も含めて合計8人の新規陽性者が確認されたと発表がありました。

朝から一斉PCR検査

朝から、蘇州市内の各所で一斉PCR検査が行われました。実施方法は地区やマンションによって異なったようですが、とあるマンションの例を紹介します。

14日朝、通用口が封鎖されマンションの敷地から出られなくなりました。(※外から敷地内に入ることは可能。)

数時間後、防護服を着たPCR検査要員が敷地内にやって来てPCR検査が始まりました。マンションから住戸の家主の携帯電話あてに、住民はPCR検査を受けるようにという連絡があったそうです。

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10℃を下回る気温のなか、外で順番を待ち続けるのはなかなか大変です...。晴れていたのがまだ救いでしょうか。

順番が来たら、まず防護服を着た1人が検査される人の情報(身分証番号やパスポート番号、名前、電話番号など)を、PCR検査用に用意されているスマホに入力。入力が終わったら、防護服を着たもう1人が検査される人の喉に綿棒を突っ込んで検体採取終了。

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検査を終えたことを証明する紙を受け取り、この紙を提示して、ようやくマンションの敷地から出られるようになりました。

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PCR検査の結果は、各自のスマホで見られるようになっています。登録時の個人情報が正しく入力されていれば、「支付宝(Alipayという中国で日常的に多くの人が使っている決済アプリ)」のミニプログラムに反映されます。

蘇州市内は人が集まる公共施設や娯楽施設が閉鎖

陽性者の発表を受けて蘇州市内の公共施設や娯楽施設は閉鎖が発表されました。蘇州にある世界文化遺産の構成要素のひとつである平江歴史街区や西山景区などの景区、寒山寺などのお寺、蘇州博物館などの博物館も閉鎖されました。

映画館、将棋室、ネットカフェ、カラオケ、ゲームセンターも閉鎖。

蘇州市内の高速道路の入口は、15ヵ所が閉鎖、31ヵ所に検査地点が設置されて乗車している全ての人が48時間以内のPCR検査結果陰性証明と健康コードの提示が義務付けられました。

市内の公立小中学校は14日から春節休み明けの授業が再開される予定でしたが、再開は延期。学校外での学習塾や習い事も禁止されています。

また今朝から市内6ヵ所のマンションが中リスク地区に指定されました。この中リスク地区に住む人は行動が大きく制限されます。

昨日14日に蘇州市内で大規模に行われたPCR検査の結果は、現在のところ個人には知らされていますが全体としての結果はまだ公表されていません。

今後どうなるかわかりませんが、コロナが早く収束することを願うばかりです。

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