中国は春節を迎える準備真っ最中

公開日 : 2021年01月31日
最終更新 :

ニーハオ! 蘇州特派員もりもりんです。

中国はいま春節を迎える準備の真っ最中です。旧暦の正月なので日にちは毎年異なり、2021年は2月12日が春節となっています。

例年、春節を間近に控えたこの時期は、早めに故郷に帰省する人のラッシュが始まっている頃ですが、今年は政府により都市・省を越えた移動を控えるよう訴える通達、また帰郷しない人に向けた優遇策を多数打ち出しているので、帰省する人数はグッと抑えられているようです。

しかし帰省するしないにかかわらず、春節を迎えるために必要なのが、正月飾り! いま町ではたくさんの正月飾りが販売されています。

スーパーで見かけたものを紹介しますね。こちらは春联(チュンリェン)という、玄関ドアの外側に貼るもの。ドアの左右と上部に貼るものがセットになっています。「お金持ちになりますように」や「やりたいことがすべてできますように」など願い事や縁起のよい言葉が書いてあるので、好きなものを選びます。

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春联(チュンリェン)は、元来は赤い紙に墨で書く手書きのものでした。いまも家庭によっては、字の上手な人が書いたり、子供が書いたりしますし、また書道の達人が書いたものを無料配布するイベントも例年あちこちで行われます(今年はコロナの影響で自粛されています)。

値段はこちらのスーパーでは9.9元(約160円)~39.9元(約640円)でした。

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ドア、壁、ガラス窓などに貼る「福」の字。

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また春節を迎える植物として欠かせないのは「ネコヤナギ」。ネコヤナギは中国語で「银柳(yin2 liu3)」といい、「银留(yin2 liu2)」(把银子留在家里=銀を家の中に留める)と発音が似ているため、縁起がよいのだそうです。

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そしていま春節飾りの隣に並んでいるのは赤い下着! 中国では「赤い下着を身につける」と運気がアップするといわれており、女性用に限らず男性用の下着や、温かい肌着のようなものも「赤」が売られています。赤色はもともと魔除けの色・縁起のいい色として中国では好まれる色でもありますが、春節は下着や靴下まで「赤」です。

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春節前の中国・蘇州の様子をお伝えしました。

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