中国ではスマホのスリに気をつけろ!【実体験による傾向と対策】

公開日 : 2018年08月24日
最終更新 :

ニーハオ!蘇州特派員もりもりんです。

旅行で上海や蘇州を訪れる方に注意しておいて欲しいのがスリ!

私の周りで、スリ被害にあった友人がたくさんいます。これは「日本人が狙われている」というわけではありません。スリは隙のある人を狙っているので中国人でもスリに遭います。

今回は、①実際のスリ被害のケース、②スリ被害に遭わないための対策、③もしスリ被害に遭ってしまったら、の3つを順にご紹介したいと思います。

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①実際のスリ被害のケース

私の家族や友人・知人が実際に中国で遭遇したスリ被害の実例をご紹介します。

  • ショッピングモールの中で、ウィンドウの写真を撮影した後、スマホをリュックのポケットに入れた後、気づいたら無くなっていた
  • 大きな鉄道の駅で歩いていたら、背負っていたリュックのチャックが少し開いていてスマホが無くなっていた
  • 観光地で路線バスに乗る直前までスマホで地図を閲覧。乗車時にスマホをポケットに入れ、運賃を運賃箱に入れたら、スマホが無くなっていることに気づいた
  • スーパーで買い物中、トートバッグの口が開いていて財布が無くなっていた
  • 地下鉄の駅のホームで、スマホを上着のポケットに入れ、次に出そうとしたら無くなっていた

ここでわかることは、目を離した一瞬の隙に盗まれるということと、スリはスマホや財布をどこに入れたかを見ているということです。スマホはiPhoneが圧倒的に狙われやすいです。転売しやすいようです。

そしてスリに遭った人が必ず言うことは「全く気付かなかった」です。ズボンの前のポケットに入れたスマホがスられても気づかないほど、スリは巧妙です。「私は大丈夫」「私なら絶対気付く!」という根拠のない自信は本当に危険です。

②スリ被害に遭わないための対策

一番の対策は目を離さないことです。日本にいると、目を離していないつもりでも、何気なく一瞬だけポケットに入れる、ということがあると思います。その瞬間をスリは見ているのです。

次に、チャックのついたカバンにしまうことです。自分が取り出しやすいところ(上着のポケットや、カバンのポケットなど)は、スリにとっても取り出しやすいところなのです。大きく口の開いたトートバッグも荷物が取り出しやすくて便利ですが、スリにも便利なカバンなのです。

また人がたくさん集まる場所では、リュックは後ろに背負わずに、前に抱えましょう。中国人はそうして対策しています。鉄道や地下鉄の駅、電車の中、観光地など人の多い場所は、とてもスリ被害の多い場所です。

③もしスリ被害に遭ってしまったら

どんなに注意していてもスリなどの盗難被害に遭ってしまうこともあります。そんなときの対処法をお伝えします。

  • 海外旅行保険に加入している場合は、すぐに保険会社に連絡する。
  • すぐに現地の警察に行って盗難届・被害届を出し、受理してもらう。
  • 在中国日本国大使館に連絡する。
  • クレジットカードを盗まれた場合は、クレジットカード会社にも連絡する。

在中国日本国大使館ホームページ: http://www.cn.emb-japan.go.jp/index_j.htm

在中国各公館の連絡先: http://www.cn.emb-japan.go.jp/aboutus_j.htm#kankatsu

海外旅行保険の保険会社には24時間対応窓口があると思います。まず電話しましょう。その際、現地の警察に行って盗難証明書をもらうように言われると思います。事情により盗難証明書をもらうのが難しい場合は、その旨を伝えてください。また、海外旅行保険の保険金の請求には期限がありますので、早めに請求しましょう。

海外旅行保険は、クレジットカードに付帯している場合もあります。事前に確認しておきましょう。

ほんの少し気をつけるだけで、スリ被害を防ぐことができます。旅行中は十分に気をつけ、楽しい旅を!

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