祝!日本入国隔離期間短縮!スウェーデン入国についておさらい

公開日 : 2022年02月28日
最終更新 :
筆者 : たってぃ
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空から眺めるストックホルムの町並み

嬉しいニュースがありました。明日3月1日午前0時から、スウェーデンから日本へ入国する場合、検疫所長指定宿泊施設での待機期間が6日間から3日間(3日目の検査結果で陰性だった場合に限る)へと短縮されることとなりました。

あるいは、3回目ワクチンの接種証明ができる場合は、自宅等での7日間待機を原則としつつ、入国後3日目に自主検査をし、入国者健康確認センターに陰性結果を報告、待機解除の通知を受けたら、晴れて自主隔離終了となります。

それに合わせて、入国時の検査後24時間以内であれば公共交通機関を利用できるようになったことは、特に地方在住者にとっては願ってやまなかったことでしょう。

それでは、スウェーデンに入国する場合、新型コロナに関して何が必要となるのでしょうか。

スウェーデン入国の際は、EU及びアイスランド、ノルウェー、リヒテンシュタイン、スイス、サンマリノ、アンドラ、モナコ、バチカン市国(以下、「EEA諸国及びそれに準ずる国」という。)のいずれかから入国する場合と、それ以外の第三国から入国する場合の2パターンによって条件が変わります。

EEA諸国及びそれに準ずる国から入国する場合

スウェーデン入国に関し、特段必要条件はありません。そのため、例えばこれらの国において乗り継ぎ時に入国審査を通過できた場合は、スウェーデン入国が可能となります。

第三国からの入国の場合

原則入国禁止となっています。ただし、低リスク国であるバーレーン、チリ、コロンビア、アラブ首長国連邦(UAE)、香港、インドネシア、クウェート、マカオ、ニュージーランド、ペルー、カタール、ルワンダ、サウジアラビア、韓国、台湾、ウルグアイのいずれかの国の住民であって、以下のいすれかを証明できる場合は入国が認められます。

・EUワクチンパス

・スウェーデン入国からさかのぼって72時間以内に発行された陰性証明

・以下の国で発行されたワクチン接種証明

アルバニア、アンドラ、アルメニア、エルサルバドル、アラブ首長国連邦(UAE)、フェロー諸島、ジョージア、イスラエル、カーボベルデ、レバノン、モロッコ、モルドバ、モナコ、モンテネグロ、北マケドニア、ニュージーランド、パナマ、サンマリノ、スイス、セルビア、シンガポール、イギリス、イギリス王室属領(ガーンジー、マン島、ジャージー)、台湾、タイ、トーゴ、チュニジア、トルコ、ウクライナ、ウルグアイ、アメリカ、バチカン市国

すなわち、第三国からスウェーデンへの入国を試みようとする場合、スウェーデン市民であったり、居住許可を持っている、特定の業務での入国など例外措置に当てはまらない限り、入国は不可となっています。

例外として入国可能な場合でも、スウェーデン居住許可期間が1年未満の場合やEU住民以外の場合は、

・EUワクチンパス

・スウェーデン入国からさかのぼって72時間以内に発行された陰性証明

・上記の国で発行されたワクチン接種証明

のいずれかが必要となります。なお、日本のワクチン接種証明は認められないのでご注意ください。

この第3国からの入国禁止措置は現在のところ、3月31日まで適用されます。

また、スウェーデン入国後はいかなる場合も、スウェーデン公衆衛生庁によるルールに従うこととなりますので、詳細はhttps://www.folkhalsomyndigheten.se/the-public-health-agency-of-sweden/communicable-disease-control/covid-19/if-you-are-planning-to-travel/recommendations-for-those-travelling/を確認してください。こちらには陰性証明についても詳細が載っています。

状況は逐一変わりやすいので、渡航前に最新情報を確認するように努めてください。また、最近の不安定な情勢から、日本とヨーロッパ間のフライトが急にキャンセルになる場合もありますのでご注意ください。

その他、スウェーデン国内における旅行関係の動きとしては、2月9日行動制限見直しの報道発表があってから、チャーター便を利用した海外旅行の予約が増えているということです。今週から始まるスポーツ休暇(子どもの春休みと同等)、そして特に夏の旅行予約が前年同期比で約300%増えているということです。

スポーツ休暇の目的地としては、フエルテベントゥラ, グラン・カナリア、テネリフェ(いずれもスペイン領カナリア諸島)、ドバイ、そしてモルディブが人気があるようです。夏の旅行先としては、マヨルカ、ロドス、キプロス、クレタ、そしてグラン・カナリアの予約が多いようです。

スウェーデン国内では、ストックホルム、ヨーテボリ、マルメの三大都市、そしてキルナやルレオといった北スウェーデンの都市が人気を集めています。

また航空便の利用数も着実に増えており、ストックホルムを発着する新規路線も増えてきています。

日本ではパスポート申請数が減っているようですが、スウェーデンではパスポート更新申請が増えていて、受け取るまでの待ち時間も長くなっているようです。

<参考>

スウェーデン警察

SVTニュース

筆者

スウェーデン特派員

たってぃ

2017年スウェーデンに移住。皆さんに読み込んでいただけるようなブログを目指してストックホルムの旬や”瞬”をお届けしていきます。

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