おすすめは秋! 北スウェーデンの一度は体験したい空模様。オーロラ、そして珍しい現象も

公開日 : 2020年09月30日
最終更新 :
筆者 : たってぃ
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一日中外の明るさを楽しめる白夜の夏、まるで飛行機上で見られるような景色を地上で目にできる冬。

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なかでもおすすめの季節は、オーロラ観賞ができる秋です。

オーロラは12月から3月の冬にしか見られないものと思っていたりしませんか?

実際のところ、すでにオーロラシーズンは始まっています。例年、夜らしい暗い夜が始まる8月のお盆過ぎあたりから見えだし、4月はじめまでチャンスはあります。

スウェーデンでいうと、キールナなど高緯度に位置する地域では、もしかしたら真冬でもオーロラを見られる可能性が高いかもしれませんが、ルーレオやピーテオでは12月から2月は雪が降ったり、一日中曇っていたりと、天気が悪い日が続きます。そのため、8月のお盆過ぎから11月頃まで、また3月後半から4月頭までが、経験上オーロラを見るにはとてもいい時期です。これにはふたつの理由があります。

ひとつ目は、天気がいいことです。何度か雪が積もることもありますが、しばらくすると溶けますし、日中曇っていても夜には星空が見えたりと、おおむね好天の日が続きます。つまりオーロラが見られるチャンスが増えます。

ふたつ目は、比較的暖かいことです。真冬となればマイナス10度からマイナス30度程度になりますが、11月頃まではマイナス10度まで下回ることはほとんどないので、防寒対策をしっかりすれば、外で長居しても苦痛には感じません。3月は寒いですが、少しずつ日も長くなり、暖かくなってきます。

また冬は冬で、氷上に反射したオーロラを撮影することも可能かもしれませんが、雪が積もっていれば邪魔することもあります。その点、秋は湖や川がまだ凍っていないので、水面に反射したオーロラを撮影することができます。

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ちなみに、オーロラが見られる時間帯は、だいたい18時頃や20時から23時の間で見られることが多かったです。本当に強いオーロラだと、強弱はありますが夜間ずっと出ているときもあります。

といっても、毎日オーロラを見ることができるわけではなく、本当にタイミング次第です。

そのタイミングを目安としてわかる便利なものがあります。それが「My Aurora Forecast」などのオーロラ予報アプリです。スマートフォンにダウンロードしておくと、オーロラを観賞できる日や時間がおよそわかるので、とても役立ちます。

またオーロラが強いときは、空のいろんな方向で眺めることができますが、基本的には北の方角によく現れます。

せっかくオーロラを見られたら、写真でもしっかり収めておきたいところです。一眼レフのカメラのマニュアル設定と三脚のセットが、最も美しくオーロラを写真として残すことができる選択肢かと思いますが、スマートフォンのカメラでも十分オーロラの写真を撮ることができます。

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一方で、動画を撮るのは多くの場合、カメラの性能上なかなか難しいところです。どうしても動いたオーロラを残したい場合は、タイムラプス撮影や連写写真を繋ぎ合わせることで、空で舞い踊ってるようなオーロラを再現することができます。

そのほか、昨年暮れから今年2020年はじめにかけては、北スウェーデンのみならず、北欧各国の北部で「真珠母雲」という現象を見ることができました。

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一生に一度は見たいオーロラ。

自然や絶景好きな方には、新型コロナが落ち着いたらぜひ足を運んでいただきたい、北スウェーデンです。

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筆者

スウェーデン特派員

たってぃ

2017年スウェーデンに移住。皆さんに読み込んでいただけるようなブログを目指してストックホルムの旬や”瞬”をお届けしていきます。

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