絵描きのエウフェーン王子の美術館

公開日 : 2013年05月19日
最終更新 :

 ばたばた忙しくしているうちに、5月も半分終わってしまいました。4月の終わりに1週間日本に出張したのですが、帰ってきたら、スウェーデンはすっかり春になっていました。遅い春が急いでやってきた感じです。

 今日は、久しぶりに美術館を一つ紹介したいと思います。セルゲル広場から路面電車にのって、ユールゴーデン島に向かいます。ユールゴーデン島に入り、北方民族博物館、遊園地グローナルンド、スカンセンを抜けて、到着するのがこちら。

1865年生まれのエウフェーン王子は、「絵描きの王子」と呼ばれた王子で、この建物は王子が実際に住んでいた建物を、1947年の没後、美術館にしたものです。

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その時期によって内容は変わりますが、エウフェーン王子の所有していた作品などが中心です。今回は、日本でも有名なCarl Larsson(カール ラーション)と同時期にスウェーデンの芸術界を支えた、 Bruno Liljefors(ブルーノ リリフォシュ)の絵が新館のほうに集められていました。この2人と並んでこの時期の画画として有名なのが、 Anders Zorn(アンデシュ ソーン)です。

ブルーノは日本の絵画技法からも影響を受けているようで、多くのすばらしい自然をモチーフにした絵があります。

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スウェーデンの自然を生き生きと描いた彼の作品、すごく気に入りました。

続いて王子の自宅だったお城のほうに。

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こんな感じで、おかれている家具もすごいですし、絵も置物も見ごたえがあります。この美術館になっているお城には、お庭があり、そこはものすごくきれいに管理されています。温室があるそうで、室内は、いつもきれいな花で飾られていることも有名です。また、花が入れられている植木鉢は、ここの特別なもので、結構な値段で売られています。この建物と同じ名前がついていて、「ヴァルデマルスウッデ植木鉢」と呼ばれています。

最後に、昨日から始まっているのが、ほぼ同時期に活躍したスウェーデンの女性がかの中でも有名な「Eva Bonnier(エヴァ ボニエル)」の展示会が行われています。こちらもお見逃しなく!

外にあるカフェもすごくいいですし、館内のレストランとカフェもおいしいですよ!

Prins Eugens Waldemarsudde(プリンス エウフェーンのヴァルデマルスウッデ)

住所:Prins Eugens väg 6 Djurgården

電話番号:08 545 83707

アクセス方法:セルゲル広場から、路面電車7番で、15分ほど。

開館時間:火曜日から日曜日 11時から17時 木曜日は夜20時まで

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