ミッヒェルシュタットのヴァイナハツマルクトの魅力
ヴァイナハツマルクト特集③-2
前回ご紹介した小さな可愛い町ミッヒェルシュタットのヴァイナハツマルクトですが、まだまだその魅力を語り尽くせていていないので、今日はその第2弾、「食べる・飲む」にスポットを当ててご紹介したいと思います。
前回も触れましたが、「ドイツ人が愛するヴァイナハツマルクトってこんなとこ!」を代表する様な町、ミッヒェルシュタット。
「何が良いって居心地の良さですかねぇ~」(私の独り言)
訪問者を温かく迎えてくれるコージーな空間
ヴァイナハツマルクトにはお馴染のグリューワイン"Glühwein(グリューヴァイン)"
のスタンドもこの通り。
スタンドは、木製ユーロパレットをアレンジして作られたもの、とてもお洒落。
地元の人に混じってワイワイがやがやも良いのですが、ロウソクの灯ったスタンドで一息つく、そんな風にじっくり味わうグリューワインもまた格別です。
この日の様に雪がチラつく寒い日は、グリューワインのなんと美味しいことか...
こういったお祭りの場は、ドイツ人にとっての社交の場。
地元の人なら、アポなしでもここへ来れば顔見知りとバッタリ! 話に花を咲かせながら温かいお酒を楽しむそんな場所なんです。
素顔のドイツ人のそんな姿を見ながら、アツアツグリューワインを頂きましょう。
見て見て! ミッヒェルシュタットの魅力はこんところにあります。 ちょっとした小道もホラ、こんなにステキな雰囲気。
大きなヴァイナハツマルクトで、スタンドショッピング、B級グルメを堪能というのも最高ですが、こんな佇まいのヴァイナハツマルクトもステキですよ。
可愛らしいディスプレイの数々が色どりを添えて
前回もご紹介したマルクト広場。
ミッヒェルシュタットの旧市庁舎は存在感ありますね。
市庁舎前にある井戸もこの通り、クリスマスデコレーションが...
リースが施され、クリスマスらしい飾りがとてもキュート。
お次は、キリスト誕生の場面を描いた人形のディスプレイ"Krippe(クリッペ)"。
ミッヒェルシュタットのクリッペは、木彫りでシンプル。
それが却って厳かな良い感じを醸し出しています。
雪が降っていると尚、雰囲気がありませんか?
字が読めない人々にも、クリッペなら聖書の場面を思い描くことができますね。 そんなクリッペの本来の意味を考えさせられます。
一方、こんなカラフルで賑やかなオブジェが町の至る所に...
ミッヒェルシュタット:B級グルメレポート
ヴァイナハツマルクトの入口を入るとグルメなスタンドが...
"Wild(ヴィルト)"
野生の動物、メジャーどころでは、猪や鹿、野うさぎのお肉のこと。
フランス語のジビエ料理のジビエの方が聴き慣れているかもしれませんね。
最初に目に入ってきたのは、こちらのスタンド。
猪や鹿肉など、Wild(ヴィルト)/野の獣肉を使ったグリル料理を出すお肉屋さんのお店。
ヨーロッパでは秋にあると野の獣肉を食す週間があります。 秋の味覚ですね。
ドイツのヴァイナハツマルクトでもかなりメジャーどころで、それなりの規模のマルクトなら必ずと言っていい程出会える屋台です。
普通ならばスルーとなるところ、ここのスタンドのあまりに美味しそうなハンバーグ"Frikadelle(フリカデレ)"を見てトライしてみることに...
私たちは猪肉のフリカデレを、娘はブラートヴルスト(焼きソーセージ)を注文。
これが、大ヒット!
フリカデレの方は全くと言っていいほど、猪の野生っぽい臭みが全くなく、むしろ味が濃厚で本当に美味しかったです。 娘のソーセージの方も試食させてもらいましたが、こちらはやや猪を感じさせる独特のお味で私はちょっとNGでした。
でも、娘は美味しいと言って頬張っていたのでこれも好みかなと思います。
こんな可愛らしい木製イノシシの看板が目印です。
他のマルクトでは、鹿肉を使ったシチューなどを出しているところもあります。
ヨーロッパの味覚を是非味わってみましょう。
ヴィルトグリルの屋台の横には、フランスのクレープ・ガレット屋さんのスタンドが...
ヴァイナハツマルクトには必ずクレープ屋さんがあるのですが、ここの様にガレットを売るお店は初めて。
かなり興味深かったのですが、家族の同意を得られずトライせず... エッフェル塔の立食用スタンドがあまりにも可愛かったので、写真だけパチ。
後日、この日の夕方友人たちもここへ来ていたという話になり、このスタンドが話題に上りました。
彼らはこのガレットを食べてみたそうで、大絶賛していましたよ。
「アルザスのストラスブールで食べるよりも断然美味しかった!」とまで言っていたのでよっぽどだったのでしょう。 「次は絶対トライするぞぉ~!」
我が家のマルクト必須フードと言えば、焼き栗です。 見かけたら絶対と言って過言では無い程買います。
ミッヒェルシュタットの焼き栗スタンドは、機関車仕立てでとても愛らしい。
寒い冬にホクホクの焼き栗を食べるのが良いんですよネぇ~。
私の大好物、"Kartoffelpuffer(カルトッフェルプッファー)"とか"Reibeuchen(ライベクーヘン)"と呼ばれるジャガイモのパンケーキ。 "Apfelmus(アプフェルムス)"と言うリンゴのソースで頂きます。 「えぇ~、ジャガイモにアップルソース?」って思いますよネ。 ハイ、私もドイツへ来たばかりの頃は、そう思っていました。 このソースをたっぷりつけて頬張っているドイツ人を横目に信じられないと...
でも、これ、リンゴのソースと言っても全然甘くないんですよ。 ジャガイモの塩みとの相性抜群。
今ではやはりこれなしには頂けなくなってしまいました。
ミッヒェルシュタットのカルトッフェルプッファー、脂っこくなくてカリカリ加減が最高で本当に美味しかった。 ここ最近食べた中でピカ一でしたよ。
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