第二次ブルガリア帝国時代の首都【ヴェリコ・タルノヴォ】
【ヴェリコ・タルノボ】という都市を知っていますか?
ブルガリア北東部にある町で、首都ソフィアからは車で3時間〜3時間半程の場所に位置します。
あまり聞きなれない名前かもしれませんが、ブルガリア人に人気の国内観光地!
日本では大相撲元大関の琴欧州の故郷としても知られています♪
このヴェリコ・タルノボは5000年の歴史を有するブルガリア最古の集落のひとつ!
そして、12〜14世紀の第二次ブルガリア帝国時代には首都として栄えていました。
ヤントラ川が流れるこの土地は、地形に恵まれたこともあり強固な要塞を築いていました。
自然に恵まれた土地であり、古都のひとつでもあるヴェリコ・タルノボには、見どころがたくさんあります♪
私のおすすめは旧市街のサモヴォドスカタ・チャルシュという通り。
ヴェリコ・タルノボの観光の中心ともいえるエリアに位置するこの通り。
ご覧の通り可愛らしい町並みで、ブルガリアの伝統工芸である金銀細工や刺繍、陶器、織物などのお店が立ち並んでいます♪
ハンドメイドのお店が多く、時には店先で伝統工芸品を作る実演もしています!
通りには音楽家がいることも多いので、トランペットや笛などの楽器の生演奏を聞きながら、色んなお店を覗いてみるだけでも楽しいです。
冒頭でも書いた通り、首都ソフィアからは少し離れているものの、ウィンドーショッピングをしていると時折日本語で話しかけられました。
どうやらコロナ禍以前は日本からのツアー客も多く訪れていたそうです。
ソフィアにいる時以上に日本語で話しかけられることが多く、かなり驚きました!
ブルガリアの地方都市だと英語もあまり通じないケースが時折ありますが、ヴェリコ・タルノボは大きな都市なので英語も通じて安心して観光することができます♪
ソフィア以上にブルガリアの古い建物が多く残っているため、旧市街を歩いているとまるでタイムスリップをしたような気分になりました。
また、ヴェリコ・タルノヴォはブルガリアにとって歴史的にもとても重要な場所のひとつ。
それは、1393年からのオスマン帝国による500年間の支配がはじまったきっかけになった場所だからです。
当時の歴史をベースにしたストーリー仕立てで、ツァレヴェッツの丘をレーザーライトなどを用いて照らす光と音のショーが週末には開催され、町の名物となっています。
歴史、伝統、自然にあふれる魅力いっぱいのヴェリコ・タルノヴォ。
ブルガリア人に人気があるのも納得です♪
筆者
東京特派員
チカ
2018年8月から2022年5月までブルガリアの首都・ソフィアに住んでいた主婦。4年ぶりに東京に戻ってきて改めて日本の良さを実感しています!
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