カザンラクのバラ祭り最終日!バラ摘みの儀式の体験談

公開日 : 2021年06月28日
最終更新 :
筆者 : チカ

先日のブログで伝えた、カザンラク近隣の村でのバラ摘みの儀式

予想以上にとてもいい経験だったので、カザンラクのバラ祭り最終日にも参加してみることにしました!

名称は「バラ摘みの儀式」と同じですが、パフォーマンスの様子が規模は違っていて驚きました。

この記事では、カザンラクのバラ祭り・最終日のバラ摘みの儀式の様子を写真を含めて振り返ります。

ブルガリアのバラ祭りにいつかは参加したいと思っている方、ぜひ最後までお読みください!

当日券もあるけれど安心なのはツアー参加or前売り券

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バラ祭り期間中に開催される「バラ摘みの儀式」。

基本的には予約不要ですが、最終日だけは少し違います。

バラ祭り期間中のバラ摘みの儀式はその都度指定されたある一ヵ所の村で開催されますが、最終日には訪問者が多いため、数ヵ所に分かれて行われます。

それぞれのバラ祭りの会場への地図もありますが、先日の記事にもあるようにあまり大々的には宣伝していません。

そのため、個人で参加しようとしてもどこのバラ畑に行けばいいのか分からず迷ってしまう、なんてことも。

(ちなみに、私たちは予約していたのにもかかわらず、会場近くに行くまであまりにのどかな田園風景が続いていたので本当に儀式に参加できるのかと不安になりました。)

最終日のバラ摘みの儀式に参加したい場合には、ツアーに申し込む、もしくは前日までにインフォメーションセンターでチケットを購入するのがおすすめ!

チケットを購入すると、どこのバラ畑に行けばいいかを教えてくれるため、当日焦ることもなく安心して参加できます。

開始時間30分前頃に到着するのがベスト!

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前日にチケットを購入した際、インフォメーションセンターの人からある注意を受けました。

それは"30分前くらいに現地についていた方がいい。そうしないと車を停める場所がないかも"とのこと。

当日はバスツアーなどで訪れる人もいるし、ほかの日よりも多く人出が予想されるため、早めに到着することをすすめられました。

ブルガリアでは基本的に路駐&バラ摘みの儀式のあたりは畑のため車とまったく停められないことはありません。

が、かなり遠くに停めて歩くことになる可能性が高いそうです。

私たちは忠告通り30分前を目安に到着時にはすでに人が集まり始めていて、儀式をするスペースの前に警備員が立ちはだかっていました。

幸いちょうどいい位置(パフォーマンスをする人たちの目の前・最前列)にたどりつくことが成功!

その後どんどん人が増えてきたので、早めに到着しておいて正解でした。

30分程度のダンスや音楽などのパフォーマンス

開始予定時刻の少し前になると音楽が流れ、民族衣装を着た人々が踊りだしました。

バラの女王に選ばれた女性もピンクのドレスを着て踊っています。

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10時になると各国の大使が一列に並び、バラの女王やその場を取り仕切っている方が大使たちに向かって挨拶。

挨拶が終わると、本格的にパフォーマンス開始です!

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若い女性たちのグループ、男性たちのグループ、少しご年配の方のグループに分かれて踊ります。

またパフォーマンスが終わりに近づくとカゴいっぱいのダマスクローズを観客に向かって撒くパフォーマンスも。

バラのいい香りに包まれ、独特のリズムのブルガリア民謡と色とりどりの衣装に身を包んだ人々。

楽しそうに踊る姿を見ていると、こちらまで楽しい気分になります♪

最後には観客とパフォーマンスをしていた人たちの間のロープが取られ、ブルガリアではおなじみの、ホロと呼ばれるみんなで踊る伝統舞踊を踊っていました。

バラ畑で自由にバラ摘み&写真撮影

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パフォーマンスの途中から、ちらほらとバラ畑に入り始める人たちが。

特にバラ摘みの合図などはありませんが、今回のバラ摘みの儀式の会場では、パフォーマンスは交通止めをしているため道路上で開催され、バラ畑はその後ろにあるという構図でした。

そのため、パフォーマンス途中でバラ畑に入っても特に誰にも文句は言われないようです。

パフォーマンスを終えた民族衣装を着た人たちも徐々にバラ畑に移動し始めたので私もバラ摘みをすることに。

青い空・ピンクのバラ・色とりどりの伝統衣装。

とても絵になる景色で、多くの人が一生懸命写真撮影をしていました。

私たち家族も伝統衣装を着た人たちと写真を撮れていい思い出ができました♪

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バラ摘みの儀式に参加してみての感想&注意点

私たちは今年、オボシュトニック村とカザンラクの2ヵ所で行われるバラ摘みイベントに参加しました。

どちらもブルガリアの民族衣装・音楽・ダンスを楽しむこともできるし、バラの香りやのどかな風景を見ることができてとてもいい経験になりました。

バラ祭り最終日に行われるバラ摘みの儀式の方が、英語が通じやすかったり警備員がいたりと整備されている印象がありますが、オボシュトニック村の方は村をあげてのお祭り!といった盛り上がりが感じられ、どちらも違ったよさがありました。

ブルガリアで有名なバラ祭り、その中でもバラ摘みの儀式は一度は参加する価値があるイベントです!

私は約3年間ブルガリアに住んでいますが、自信を持って一、二を争ういい経験だったと言えます。

カザンラクのバラ祭りは例年であればブルガリアに日本人が最も多く訪れるイベントのひとつ。

世の中が落ち着いた頃に、このブログを読んだ皆様にも足を延ばしてもらえれば幸いです。

〈カザンラクのバラ祭り最終日・バラ摘みの儀式に参加する際の注意点〉

・当日の交通規制に注意

・バラ祭り最終日、市内中心部はパレードに向けて朝から通行止めになります。

私の友人は中心部のホテルに泊まっていたため、当日の朝に自家用車でバラ畑まで行こうとしたけれど出られなくて困ったとのこと。

市内中心部に宿泊の場合には、タクシーなどの交通手段を検討する、もしくは車を少し中心部から外れた場所に停車させておくなどの対策が必要です。

・日差し&暑さ対策を忘れずに

バラ祭り関連の記事には何度も書いていますが、5月・6月のブルガリアの日なたは本当に暑いです。

またバラ摘みの儀式の会場付近では、水を売っている様子もないので持参する必要があります!

・バラを持って帰りたい場合にはビニール袋を持参

筆者

東京特派員

チカ

2018年8月から2022年5月までブルガリアの首都・ソフィアに住んでいた主婦。4年ぶりに東京に戻ってきて改めて日本の良さを実感しています!

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