2021年カザンラクのバラ祭りー情報収集と市内中心部の様子

公開日 : 2021年06月12日
最終更新 :
筆者 : チカ

ブルガリアでは毎年5月中旬から6月下旬に、バラの谷の各地で開催されるバラ祭り。

そのなかでも最大規模と言われるのがカザンラクのバラ祭りです。

ただ最大規模のはずなのになかなか英語の情報にたどり着けず、"あれ? 本当に今年、開催されている......?"と、少し焦りました。

今回の記事では2021年のバラ祭りで私が情報収集を行ったウェブサイトの情報と、バラ祭り最終週のカザンラク中心部の様子をお伝えします!

カザンラクのバラ祭り情報収集ではカザンラク市のサイト&インフォメーションセンターをチェック!

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カザンラクのバラ祭りが今年は開催されるらしい、という情報を得たのが5月初旬。

気になって公式ウェブサイトをときどきチェックすると2021年はバラ祭りが開催されるとの文字が!

気になってその後もフォローしていましたが、「詳しいタイムテーブルは後日PDFでここに貼り付けます」と書かれているだけで一向に更新される様子なし。

6月4~6日が最終週の週末で一番人が集まるときと言われているし、お祭りはやっているらしい。だけど、いつ・どこで・何が行われているのかわからない......

商売っ気のなさに驚きつつ、ブルガリア人友人に聞いてみると

カザンラク市のウェブサイトにタイムテーブルが載っていると教えてもらいました!

当初ブルガリア語しかないと言われたのですが、確認すると英語版の表記もあり、無事にタイムテーブルを手に入れることができました♪

ただし、各イベントの詳細情報はよくわからず。

例えばメインイベントと言われるパレード。

最終日(6月の第一日曜日)の12時に行われるはずでしたが、タイムテーブルを見ると12時のところにイベント情報はあるもののパレードという文字はなくイマイチ自信が持てませんでした。

また前回のブログでお伝えしたバラ摘みの儀式に関してもタイムテーブルを見た限りでは村の名前しかわからないという状態でした。

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そのため、カザンラク市中心部にあるインフォメーションセンターに行ってみることに。

インフォメーションセンターに行くと英語も通じて、やはりパレードがあること、また観覧席のチケットもあるので購入可能であると言われました。

パッケージツアーなどで訪れる場合には旅行会社が手配してくれると思いますが、個人でバラ祭りに行く際にはわからない点も多いかと思います。

大まかなスケジュール感はタイムテーブルなどで確認し、具体的な情報はメインステージのすぐ近くにあるインフォメーションセンターで確認すると確実でしょう♪

●Tourist Information Center

・住所: ul. "Iskra" 4, 6100 Progres, Kazanluk

・電話番号: +35943199553

・営業時間: 8:00~17:00(※バラ祭り開催中は変則的。2021年6月5日に訪れた際には20時まで営業していました)

カザンラクの広場には例年通りのステージが設置

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昨年はバラ祭りが中止だったため、メインステージ付近にもステージ装飾はなく、出店もありませんでした。

けれど今年はステージでのイベントも出店も復活!

ステージでのイベントの際には周囲にたくさんの人が集まっていました♪

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出店ではバラを使ったスキンケア用品やバラのリキュール、バラをモチーフにした冠が売られています。

またバラとはまったく関係ないブルガリアの工芸品や子供用のおもちゃのお店も。

2年前と比べるとお店の数や人出は少なく感じたものの、町は全体的に活気づいている印象でした。

出店のあたりを歩いているとバラ製品のいい香りがしたり、生のダマスクローズが装飾で使われていたりととても贅沢な気分に♪

ステージでイベントをしていない時でも、その付近の町歩きをするだけで十分に雰囲気が楽しめます!

バラの女王の美しさは圧巻!

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毎年バラ祭りの際に選ばれるバラの女王。

カザンラクのバラ祭り開催の最初の週末に選ばれ、その後さまざまな場面で登場しバラ祭りを盛り上げます。

ダマスクローズと同じ薄いピンク色のドレスを纏い、車に乗って登場したりメインステージやバラ摘みの儀式の際に挨拶をして踊ったり。

美人が多いと言われるブルガリア、その最大規模のお祭りであるバラ祭りで選ばられるバラの女王は外見の美しさだけではなく、知性や品性も含めて選ばれるとのこと。

その姿をひと目見ようとバラの女王が広場に現れると多くの人が押し寄せていました。

わが家の娘も一生懸命バラの女王に手を振って、微笑み返してもらいとても喜んでいました♪

新型コロナウイルス前と比べると、全体的に少し規模は小さくなり、またまだ観光客も戻ってきていない印象を受けた2021年のバラ祭り。

今年は、バラ祭りのメインステージなどで新型コロナウイルスへの対応に当たった医療従事者や関係者に対してその功労をたたえて表彰なども行われていました。

まだ完全に新型コロナウイルスの影響がなくなったわけではありませんが、昨年に比べれば状況がいったん落ち着いてきたブルガリア。

そのことを喜ぶ人々の顔を見て、あらためてたいへんな時期を過ごしてきたと感じ、今年バラ祭りを開催することができてよかったと心から思いました。

例年であれば日本・中国などアジア圏からの観光客が集まり、パレードの観覧席にはアジア人がずらりと並ぶようですが、今年はその光景は見られず。

来年はどのような状況かはまだ分かりませんが、どうかさらに状況が落ち着き、より多くの人でにぎわいますようにと願っています。

また海外旅行ができるようになった暁にはぜひ一度ブルガリアのバラ祭りにお越しください!

筆者

東京特派員

チカ

2018年8月から2022年5月までブルガリアの首都・ソフィアに住んでいた主婦。4年ぶりに東京に戻ってきて改めて日本の良さを実感しています!

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