【新型コロナウイルス関連】3月22日から10日間のロックダウン!?

公開日 : 2021年03月24日
最終更新 :
筆者 : チカ

新型コロナウイルスの感染状況が悪化しているブルガリア。

ブルガリア政府は2021年3月22日から感染拡大防止策として規制を強めることを発表し、現在その規制に準じた措置が取られています。

◇飲食店の閉鎖(デリバリー、及びテイクアウトは可。ホテルは宿泊客に対するルームサービスのみ可)

◇全ての学校の対面式授業停止

◇大学における対面式授業停止(医学、医学、歯学、看護、薬学、公共衛生に関する実習、及び実習試験、並びに、国家試験や専門性を有する卒業試験等は除く)

◇語学学校その他の学習センターの停止

◇幼稚園、保育園等の停止

◇大会・会議系イベント、セミナー、コンクール、展示会、その他の公共イベントの停止

◇屋内外における全ての文化及び娯楽行事の停止(映画、舞台公演、コンサート、博物館、美術館、図書館、舞踏・芸術・音楽活動等)

◇フィットネスクラブ、プール等の利用停止(スポーツ連盟登録選手は除く)

◇スパ施設の利用停止

◇カジノ、ゲームセンターの利用停止

◇モール、商業センターの利用停止(モール内の食品店、医療施設、薬局及びドラックストア、眼鏡店、ペットショップ、銀行、保険ショップ、運送サービス、支払いサービス、通信サービス、公共サービスの窓口、クリーニング店は除く)

◇300平方メートル以上の店舗の利用禁止(スーパーマーケットを除く)

◇国内外における団体旅行の停止

(引用:在ブルガリア日本大使館領事警備班、2021年3月19日発行メール)

英語のニュースを確認すると"Total lock down"という表現が使われていますが、実際には都市間移動や国境封鎖はなされていません。

この中で、特に市民の生活に大きな影響を与えるのは

●飲食店の閉鎖

●幼稚園・保育園等の停止

●300平方メートル以上の店舗りの利用禁止

の3点だと思われます。

私立の幼稚園などは再びオンライン授業に戻り、リモートワーク(在宅ワーク)推奨とする企業も増えました。

今回このように規制を強めた背景としては加速度的に増加する新規感染者数、それにともなう病床の逼迫と死亡者数の増加、そしていままでになかった若年層(子供)の新規感染や入院患者の増加が挙げられます。

1日あたりの新規感染者数が3月中旬から4000人台になり、人口あたりの死亡者数も世界10位以内となってしまったブルガリア。

現時点では10日間の規制強化とされていますが、今後もこの措置が継続される可能性は十分にあり得ます。

ブルガリア在住・長期滞在中の方は日本大使館からのメールや現地および英語のニュースからの情報収集を行ってください。

他国からブルガリアに入国される方は突然規制が変更される可能性が十分考えられるため、各自気をつけて情報収集をしながら動くことを強くおすすめします。

筆者

東京特派員

チカ

2018年8月から2022年5月までブルガリアの首都・ソフィアに住んでいた主婦。4年ぶりに東京に戻ってきて改めて日本の良さを実感しています!

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