ブルガリアの世界遺産:ネセバルのおすすめスポット5選

公開日 : 2020年08月20日
最終更新 :
筆者 : チカ

前回のブログ記事では世界遺産:黒海に浮かぶ古代都市ネセバルを紹介しました。

今回も引き続きテーマはネセバル旧市街。

実際に私が訪れたなかで特におすすめしたいネセバル旧市街のスポットを紹介します!

ネセバル旧市街のシンボル・木製風車

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前回の記事にも書いたとおり、ネセバルはもともとは独立した島でした。

けれど現在は埋め立てて作られた道により、半島のようになっています。

島まで車で行くことも可能ですが、私はせっかくなのでちょっと歩いてみることにしました!

本土とネセバル旧市街をつなぐこの道はわずか400m程度、5分もあれば旧市街に到着します。

けれどこの道の途中にある風車は、素通りしてはもったいないほど趣のある、ネセバルのシンボルのひとつです。

この風車は木製で、18世紀中頃のブルガリア復興期に作られたもの。

本土側からこの風車を写真に撮るとネセバル旧市街も入り、すてきな写真が撮れることから撮影スポットとしても人気があります♪

ネセバルを守ってきた歴史感じる城壁

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↑本土側から見た城壁の様子

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↑ネセガル旧市街側から見た城壁の様子

先ほどの風車を通り越し、島に到着すると最初に目に入るのがこの城壁。

この城壁はこの土地に最初に住み始めたトラキア人の時代に建設され、さらにビザンチン帝国時代初期には強化・拡大とされ、もともとは島を取り囲む形で形成されていました。

十字軍やオスマン帝国などからのたび重なる攻撃を受け、現在残っているのは一部分のみ。

とはいえ半島という地の利と、この城壁による防御によりネセバル旧市街にある多くの聖堂や町並みはよい状態で保たれています。

そう思うとこの城壁の意味をより深く感じられますね。

そして城壁に合間をくぐると、いよいよそこから先はネセバル旧市街です!

ネセバルの中心にある聖ソフィア教会跡地

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ネセバル旧市街に入り、メインの通りをまっすぐ行くとたどり着けるのがこちら。ネセバル最古にして最大の教会である聖ソフィア教会。

その大きさは全長25.5m、幅13mほど。5世紀後半から6世紀初頭頃に建設されたものと言われています。

現在では屋根の大部分はなく壁も一部は崩れているけれど、柱や床などが残っていて教会全体の形はしっかりと想像できます。

ネセバル旧市街にある多くの教会は11世紀以降作られたものが多いので、それらとの比較により教会建築の歴史を感じてみるのも楽しいでしょう。

特にチケット売り場などはなく、立ち入り自由。

柱や壁に触れることもでき、写真撮影をする人もたくさんいました。

立地としても島のほぼ中心にあるため、訪れる人も多く周囲には雰囲気のいいカフェやレストランも多く立ち並びます。

現在は博物館になっている聖ステファン教会

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11〜13世紀に建設、16〜18世紀頃に修復・拡張され現在の状態となった聖ステファン教会。

教会は一般的に無料で入れることが多いですが、こちらの教会は現在は博物館として運営されています。

展示物は16世紀頃に書かれたとされる壁や天井のフレスコ画です。

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正教会の聖堂はどこでもフレスコ画が描かれていますが、ここのものは特に保存状態がよいとされています。

また素朴な印象の外観からは想像できないほど、中の装飾は重厚で歴史の重みを感じます。

基本的には華美ではない正教会の聖堂ですが、こちらの聖堂内は比較的華やかで一見の価値ありです!

■聖ステファン教会(The Saint Stephan Church)

・住所: ul. "Ribarska" 117, 8231 Staria Grad, Nessebar, Bulgaria

・営業時間: 9:00〜18:00

・入場料: 大人5Lev、子供無料、学生3Lev(※2020年8月現在)

ロケーション最高! 海辺のレストランで舌鼓

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ネセバル旧市街にはシーフード&ブルガリア料理レストランがたくさんありますが、そのなかでも特におすすめなのが【Neptune】という海辺のお店。

海近くの崖の上に建っているため、見晴らしもよく、テラス席の上にはブドウの木があり天然の緑のカーテンの下で潮風を感じながら食事ができます。

ウエイターさんのほとんどが英語を話せて、観光客にも慣れているため、ちょっとした質問にも答えてくれたり♪

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食事ももちろんおいしくて、ブルガリア国内では珍しい新鮮なシーフードに感激!

お店のすぐ横の階段を下りると海辺を歩くこともできるので、食事を食べたあとに海沿いを散歩するのもおすすめです。

■Neptune(シーフードレストラン)

・住所: ulista "Neptun" 1, 8230 Staria Grad, Nessebar,Bulgaria

・電話番号: +359 87606 6733

・営業時間: 10:00〜23:00

今回はネセバル旧市街を訪れる際にぜひ足を運んで欲しいスポット5選を紹介しました。

ネセバル旧市街は小さな半島なので目的地を詳しく決めずにのんびり歩いてみるのも楽しいです!

ただとても歴史がある場所なので、こういった知識があるとより楽しめると思います♪

ブルガリアの世界遺産のひとつ、ネセバル旧市街。

黒海沿岸を訪れる際にはぜひこちらまで足を延ばしてみてください!

筆者

東京特派員

チカ

2018年8月から2022年5月までブルガリアの首都・ソフィアに住んでいた主婦。4年ぶりに東京に戻ってきて改めて日本の良さを実感しています!

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