【新型コロナウイルス関連】ブルガリア国内での規制緩和

公開日 : 2020年05月02日
最終更新 :
筆者 : チカ

ブルガリアで緊急事態宣言が発令されてから約7週間が経過しました。

イースター期間はより強固な感染防止策を取るように声をあげていたブルガリア政府。

......でしたが! 約6週間経過した頃から徐々に規制緩和の動きが出始めました!

具体的には4月27日よりソフィア市内の10個の大きな公園への立ち入りが認められました。

今までは犬の散歩、もしくは買い物目的での通り抜けの場合のみ公園の立ち入り可能でした。

それが規制緩和で以下のように変わりました。

・9:30〜18:30は両親または家族の一員に付き添われた12歳以下の子供、そのほかの時間帯には犬の飼い主の立ち入りが可能。

・マスク着用必須

・ほかの家族との間に2.5mの距離を取る

・公園への立ち入りは指定されたルートのみ

・ベンチや芝生に座るを含めた公園施設への接触は禁止

・飲酒禁止

なお、ニュースではこのルールを守らない人が多かった場合には即刻公園への立ち入りを禁止するとの声明も。

小さな子供がいる家庭にとってはかなりの朗報ですが、果たしてみんながこのルールをちゃんと守っているのでしょうか。

気になったのと、わが家の子供やちもストレスが溜まっていたので実際に行ってみました。

まずはルートに関してですがどこのウェブサイトを見ていいのか分からず苦戦......

Viber(LINEのようなSNSアプリ)経由で夫がなんとかルートが記載されたページを見つけてくれました。

私たちは正規のルートから入りましたが、その正規ルートの入口にたどり着く前に一応立ち入り禁止のテープがある場所から出入りしている人が多数。

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何とか指定の入口にたどり着くとそこには蛍光ベストを着用した警察官らしき人物がいて、子連れ以外の入園者に声をかけて止めている様子が見られました。

IMG_4427.jpg

中に入ってみると意外と空いていてほかの家族との間隔は十分に保つことができました。

けれど次の警察官がいるポイントまで距離があったためか、その間にも立ち入り禁止区域にはいる人や持ち込んだ遊具で遊ぶ人たちの姿も......。

IMG_4538.jpg

遊具のあるエリアは立ち入り禁止のテープが貼られ入れない状態になっていましたが、ボールなどの持ち込みまでは規制しきれない様子でした。

この状態だったので再度公園への立ち入りが禁止になるのではないかと懸念していました。

けれど、5月1日にはソフィアのランドマークといえるヴィトシャ山の再オープンが決定!

また公園、通り、バス停など屋外でのマスク着用義務がなくなるなどさらなる緩和の動きが見られます。

まだ新規感染者数は20〜40名程度毎日報告されているので安心はできませんが、約1ヵ月半以上のロックダウン生活にブルガリアに住む人たちが疲れてきているのも事実です。

安全とのバランスを考えつつ、少しずつ緩和していく様子に多くの人は希望を抱いています。

このまま、大きな感染拡大などがなく、無事に安全な世の中に戻ってくれることを祈るばかりです。

筆者

東京特派員

チカ

2018年8月から2022年5月までブルガリアの首都・ソフィアに住んでいた主婦。4年ぶりに東京に戻ってきて改めて日本の良さを実感しています!

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