ブルガリアの新学期と祝日

公開日 : 2019年09月16日
最終更新 :
筆者 : チカ

海外旅行の際、その国の祝日祭日などをチェックしていますか?

祝日や祭日に重なりうっかり街が混んでいたりお店が閉まっていたり、もしくはデモがあったりすると大変ですよね。

ブルガリアは祝日が年間13日とあまり多くはありませんが、9月には2日間祝日があります。

また祝日ではないのですが、ブルガリアの一般的な学校の新年度も9月からなので道路が混んでしまうことも。

今回はブルガリアの9月の祝日と新学期初日の街の様子について紹介します!

9月6日:統一記念日

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(写真はプロブディフのローマ円形劇場跡)

この日は国民の祝日で、1885年にブルガリア公国と東ルーメリアに分かれていたブルガリアがひとつの国になった記念日です。

ブルガリア公国から東ルーメリアの首都プロブディフに向けて進軍し、統一宣言がなされました。

プロブディフは現在ブルガリアで第2の都市、観光に訪れる方も多いです。

今年(2019年)首都ソフィアでもプロブディフでもこの日は特に大きなデモなどは行われていませんでした。

けれど観光などに訪れる際には念のため注意してください。

9月15日:ブルガリアの学校の新年度開始日

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インターナショナルスクールや私立の学校は日程をずらす場合もありますが、多くの学校がスタートする日なので毎年この日は交通渋滞が予想されます。

特に朝8時〜正午頃までは車やバスが混み合うので移動時には注意してください。

余談ですが、ブルガリアでは伝統的に新年度初日に担任の先生に花をプレゼントするという習慣があります。

そのため街を歩いていると花を持った若者を多く見たり、駅前で花を売る人がいたり。

街中が花で溢れていて、気分も華やぎます。

9月22日:独立記念日

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(写真はソフィアにある解放者の記念碑)

ブルガリアの歴史を見ると約500年の間オスマントルコ帝国に支配されていました。

露土戦争でロシア軍がトルコ軍に勝利し、1878年3月3日にトルコから解放されたためこの日は解放記念日として祝われています。

けれど、解放後も公国として扱われていたブルガリア。当時はまだオスマントルコの領土の一部のような存在でした。

そのため1905年9月22日にタルノヴォにて改めて独立宣言をし、正式にブルガリア人民共和国として認められ、この日が独立記念日となりました。

ブルガリア人にとって最も大きな意味を持つのは3月3日の解放記念日のため、独立記念日はデモなどはあまり起こらないようです。

ソフィアでは日曜や祝日にもショッピングセンターなどは空いていることが多いので観光の際も安心してください。

特に9月6日の統一記念日はまだバカンスに出かけている人多いのか、ソフィアの街は全体的に空いている印象です。

9月の場合は祝日よりも、新年度初日の登校日である15日の方が交通などに影響があるのでこの日ブルガリアに訪れる方はご注意ください。

筆者

東京特派員

チカ

2018年8月から2022年5月までブルガリアの首都・ソフィアに住んでいた主婦。4年ぶりに東京に戻ってきて改めて日本の良さを実感しています!

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