ブルガリアに春がきたPART 2 :ババマルタ(Баба март/ 3月婆さん)の日

公開日 : 2014年03月28日
最終更新 :
筆者 : 嶋崎 毅

3月1日にもらったマルテニッツァは手首や上着などに着けて過ごしますが、3月下旬から飛来するコウノトリがやって来たのを見たり、梅の木の花の開花といった春のきざしを感じるようになったら、そのマルテニッツァを木に結びつけたり川に投げたりして災いが去ることを願うのだそうです。

ここソフィアでは3月20日頃から梅の花が満開になり、街中のあちらこちらで木々に結び付けられたマルテニッツアを見かけるようになります。

アパートの目の前に咲いた白と紅の梅

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近づいてみると色々な種類のマルテニッツアが結びつけてあるのがよく分かります。

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中にはこんな束になってるもありました。もしかして一家族分でしょうか?

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梅の開花と共に近所の空き地に子供向けの移動遊園地がやって来ました。

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ちなみにここで語源の説明を

ババ・マルタのババは「ばあさん」、マルタは「3月」を意味します。

このマルタ婆さん、気性が荒いお婆さんらしく、3月の気候の様に急に怒ったり、優しくなったりと、まさに寒暖の激しい3月らしい性格をしているそうです。

というわけで、ブルガリアでは、3月だけが「女性形」の月になったと言われています。

今回ソフィア市内を散歩して見て、ほとんどが白い梅の花でしたが、稀に紅梅もあって

やはりソフィアでも珍しいのか、その紅梅には特に多くのマルテニッツアが結びつけてありました。

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私も相棒のもらったマルテニッツアをこの紅梅に吊るして見ました。

これから本格的なバラとハーブのシーズンになるので、8月のラベンダーが終わるまで

健康でいられますようにと願掛けをしました。

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では、ドスコーロ!(ブルガリア語でまたね!)

次回は我が家のバスルームをご紹介します。

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