ブルガリア・ソフィアの元日 初詣教会巡り+モスク&シナゴーク パート1

公開日 : 2014年01月05日
最終更新 :
筆者 : 嶋崎 毅

チェスティータ ノヴァ ゴディナ !(ブルガリア語でハッピーニューイヤー)

ソフィアに住み始めて初めてのお正月です。

紅白は見れないし、年越しそばも食べれなかったけど、初詣ぐらいは行きたいな、という事で市内の教会に行ってきました。

私はキリスト教徒ではありませんが、あの教会の静けさや清められる感じ大好きなので

気がついたら市内にある有名な教会を7つも巡ってしまいました!

でもソフィアの市内は小じんまりしているので、7つ巡るのに徒歩で3時間もかかりませんでした。

もちろん、各教会の中の見学時間も含めてですよ。

しかし、クリスマスがメインのブルガリア、元旦は実にひっそりとしています。

でも、教会だけは熱心な信者さんが元日礼拝の為にやってきて、沢山のロウソクの明かりが灯っていました。

それでは、ソフィアの初詣、七教会巡りに出発です。

ソフィアで教会と言えば、まずはこの教会ですね。

アレクサンドル・ネフスキー大聖堂

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1912年に建設された比較的新しい教会ですが、金色に輝く大きなドームと12の小さなドームからなるバルカン半島で最大の大聖堂です。

ソフィアのシンボルに相応しく、大迫力で威風堂々としていますね。

この教会は露土戦争で亡くなった兵士を慰霊するために作られ、完成まで40年もかかったそうです。

教会の入り口上部にあるイエス・キリストが信者を迎えてくれます。

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教会の内部は撮影禁止となっていますので写真でお見せできませんが、沢山の人がロウソクの明かりを灯しに訪れていました。

私も1本20ストチンキ(約15円)のロウソクを買って参拝することに。

しかしニューイヤーという事もあってか、一人で5本ぐらいまとめて買う人がいたり、普段はあまり見ない極太のロウソクが灯っていたりして、新年の初参賀に奮発してしまうのはどこの国も同じですね。

大聖堂の正面にある小さな公園の中は観光客は目当てのお土産屋、イコン屋、アンティーク屋さんが休日返上で頑張っていました。

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大聖堂前の大通りを歩いて左手にある公園を抜けて、ツァール・オスヴォボディテル通りの交差点に出ると、小さいながらもその玉ねぎの形をした黄金のドームが特徴的な聖ニコライ聖堂が見えてきます。

内部は改装工事中で見るものは時にありませんでしたが、金色に輝く5つのクーポラに緑色の尖塔と屋根はまさにロシア正教会そのもの。

それもそのはず、1914年にブルガリアに住むロシア正教会信者さんの為に建設された教会なんですから。

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この通りを中心に向かって歩いて行くと、旧王宮で今は国立美術館になっている建物が右手に出てきます。

この日は大晦日に行われた大花火大会の後片付けの為、通りを通行止めにして片付けをしていました。

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さらに進んで行くと、左手にブルガリア国立銀行が見えます。

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で、その正面に見える建物ですが、半分が大統領官邸、残りの部分がシェラトンホテルになっています。

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本日第3番目の教会はこの建物の中庭にあります。

聖ゲオルギ教会

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4世紀にキリスト教がローマ帝国に公認された頃の初期の教会で

ソフィア市内に現存する最古の教会です。

教会の前に見えるのは古代ローマ時代の浴場の遺跡です。

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赤レンガで作られた丸型の教会の内部はドーム型の天井の中に良く保存されたフレスコ画が確認できます。

教会の中庭からシェラトンホテルの中を通り正面玄関に出ると左手に本日第4番目の教会

聖ネデリャ教会が見えます。

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この教会は10世紀出来た教会でブルガリア正教会ソフィア主教職の聖堂になっています。基礎は石造、教会部分は木造建築で作れているのが特徴でしたが、1925年にブルガリア共産党による聖ネデリャ教会襲撃事件によって倒壊してしまいました。

その後1933年の改装でご覧の通り、長さ30m、幅15.5m、中央ドーム部分の高さが31mある頑丈なレンガ作りの教会になりました。

ちなみにこの教会、今回周った中で唯一照明がLEDライトでした。

ですので、他の薄暗い教会とは違い、室内のイコンがハッキリ綺麗に見れます!

また、幾らか聞きませんでしたが、お金を払えば室内の撮影OKという、なんとも観光客向けのオープンな教会でした。

正教会の内部を細かく観察したい方は、ぜひこの教会にお越しください。

さて、パート1はここまで。

お昼休憩とします。

では、ドスコーロ!(ブルガリア語でまたね!)

(1月お題"2014年 祝祭日")

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