バラの結婚式
バラの季節真っ盛りのブルガリア!
あちこちで日本人観光客の姿が見られるブルガリアが最も賑わうシーズンです。
不況と日本の豚インフルエンザパニックの影響で例年ほど忙しくはありませんでしたが(^-^;
そんなバラが咲き誇るバラの谷地方でブルガリア人の友達の結婚式が挙げられました。
現代のブルガリアに於いて、ごくふつーの結婚式といえば
「クム」「クマ」と呼ばれる日本で言えば新婚さんの媒酌人のような夫婦に付き添われた新婚さんが
市役所で婚姻届にサインをする為の儀式をして、そのあと教会で神父さんの前で誓って
どこそこのホテルやレストランで披露宴をして、夜はディスコクラブに直行っていうのがお決まり。
古き良きものが好きな僕は、ブルガリアの伝統結婚式をブルガリア人の友達にしてもらいたかった。
例えば日本の神前結婚式で、白無垢を着た花嫁が羽織袴を着た凛々しい花婿のもとへ嫁ぐ為に
雅楽の調べが流れる神社にて厳かな儀式を受けて八百万の神に永久の随伴を誓うような・・・
まぁ、そこまで厳かではないけれど
ブルガリアの伝統的な結婚式を新婚のお二人に体験してもらいたいと思い、
本物の結婚式の翌日にバラの谷伝統の「バラの結婚式」を僕が用意しておきました!
広大なバラ畑の中でそんな伝統の「バラの結婚式」は行われました。
青い伝統衣装を着たのが僕の初代アシスタント、花嫁のジャスミナちゃん。
バラの結婚式はバラの谷地方に伝わる古い慣わしで、
現在でも5月から6月の期間限定でこの形式に沿って結婚式を挙げるカップルもいるそうです。
ただ、この古臭い形式は若い人に嫌われているので2〜3年に一組程度の模様。
・・・うーむ。
日本でも教会での結婚式が人気で、神前式や仏前式が人気が無いのと同じことなのかな。
外国人目線で見れば、こっちの方が全然いいのになぁ・・・
バラ畑ではお互いの両親に忠誠を誓い合う儀式、永遠の誓いをバラ畑にする儀式、
バラの花びらのシャワー、バラのブーケ・トス、未来を占う一通りの儀式が終わったら
ワインや郷土料理を食べながら両親、家族、友人、村人みんな参加で伝統舞踊を踊り続けます。
伝統衣装を着た村人全員で盛大に祝う結婚式は素朴でありながら実に美しいもの。
将来、僕も何かの間違いで結婚するようなことがあればコレでいきたいなぁと憧れました('-'*)
二人ともこの伝統結婚式にすごく喜んでくれました!
彼らの友達や親類もこの伝統的な結婚式の存在さえ知らなかったそうで、みんな大喜び!
わー、こうゆう面白いこと珍しいことを探す仕事してて本当に良かった(^-^)
ジャスミナ、ティショお幸せに!!
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。