お奨めスポット 石の村コヴァチェヴィツァ
なんと、2ヶ月ぶりの更新になってしまいました。
今日から暫くはこれまでの遅れを取り戻すべく、ブルガリア情報をドンドンお知らせしていきます。
まずは、お奨めスポットのご紹介です!
石の村コヴァチェヴィツァ
ブルガリアの最南部に位置し、ギリシャ国境近くの雄大なピリン山脈。
ピリン山脈はユネスコ世界自然遺産にも登録されておりブルガリアでも一際優れている地域。
美しい緑と渓谷に囲まれた山間の奥深くにひっそりとその村はあります。
コヴァチェヴィツァまでは崖に狭まれた山道を通るのですが、
山羊が非常に多い地域で、狭い山道で山羊の群れに出くわすと身動きが取れません><
また、コヴァチェヴィツァ村にたどり着くまでに面白い村々を見ることが出来ます。
ロマ(ジプシー)の集落、トルコ系の集落など見た目にもブルガリアの村と全然違い面白いです。
こちらがコヴァチェヴィツァの典型的な石造りの家。
壁も瓦も全てが石で出来ており興味深い建物が特徴的。
コヴァチェヴィツァは約600年前、第二次ブルガリア王国末期に
攻め寄せてきたオスマントルコ軍から逃れてたヴェリコ・タルノヴォ市民のとある一つの家族が
ピリンの山間の中で隠れて暮らしているうちに時を隔て小さな村になった隠れ里です。
その家族は中世のヴェリコ・タルノヴォで良く見られた職人技術、
石匠の一家だったこともあり、それ故にコヴァチェヴィツァの家々が全て石で出来ている石造りとなった。
また、驚くべきことに100年以上も前から下水道がしっかり組まれており水洗便所も100年前からあった。
そんなコヴァチェヴィツァの石造りの建築物は政府により建築文化保存地域に指定され保護されている。
鶏小屋の屋根まで石切りの瓦で情緒がある。
こんな可愛らしいセンスの鶏小屋もあったり・・・
村の大通りには夕方を過ぎると仕事を終えた村人たちが集い、
ある者は歌をうたったり、ある者は楽器を弾いたり、ある者はカードで遊んだり、ある者は酒を飲んだり
村人みんなが思い思いのまま仲良く一日を終えた楽しみに浸ります。
タイムスリップしたようなこの隠れ村、ソフィアから遠いですが必見の価値あり!
老後にこの村で住んでみたいと思わせてくれる、情緒と人情溢れるそんな良い村です。
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