薄切り肉がほしい!

公開日 : 2008年07月17日
最終更新 :

 今迄、マケドニアの美しい面を色々書いてきたので、生活についてこまることなどを少しかいてみようとおもう。

まず私はかなりの和食派なので、毎日の食卓は日本食なのだけれどまず、日本食材は手に入らない。厳密にいえば98%はむりだといえる。なぜ、2%を差し引いたかというと 醤油 はてにはいる。しかしキッコーマンや正田醤油などと考えてはいけない。ソヤソース、スペシャルジャパニーズとかいてあるものはまず疑いの目をもって買うことを薦める。これは私の経験に基づいたものでえらくしょっぱかったり ソースじゃん、とがっかりすることもしばしばある。でも、かなり似ている醤油は手に入る。あとは、たまにみつける安物ののり。穴があいていたりするにもかかわらずかなり高価。

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あと、へんな豆腐は、てにはいる。写真参照。 これ、キリル文字でトーフ とよむ。壁になげつけてもびくともしないトーフでかなり苦いが 一時間ゆでることによって普通の木綿豆腐よりかなり固いがみそ汁にいれても ま、いいか。 というものができあがる。 だが!これを手に入れるのも至難のわざで ラムズストアというトルコ系のデパート?(苦笑)に何回か足を運んだらときどきおめにかかれるから、見つけたときは買い占める。 賞味期限が切れていても 一向にきにしなくなりました。。はい、。現地の生活、で生き延びる方法。

あと、和食に必要な、だしの素などはスーツケースにパンパンにつめてもってくるか、私をたずねてくれるお客さんにたのんだりする。船便でもおくるが、これも賭け!なのであまりあてにしてはいけない。

一番つらいのはお肉と魚。

お肉は、、えーーと、まず薄切り肉がない。 ハンサムな肉やのお兄さんとお友達になったから 『あのお、薄切り肉をつくってくれない。。。』とたのんで 待つこと20分。生姜焼きの薄切り肉よりちょっとあついのをきってくれてた。しゃぶしゃぶがたべたかったんだけど、しゃぶしゃぶをお箸でとってお皿の上にのせナイフとフォークできり 自家製のソースでいただく。というしゃぶしゃぶになった。 でも、このお兄さんにとっても薄切り肉をつくるということは大変なことなのだ。まず、日本にいて薄切り肉にこまることはなかった。お好み焼き用、肉じゃが用、しゃぶしゃぶ用、すき焼き用、細切れ肉、。

わたしは気づきました。和食は薄切り肉の文化だった!

こちら、マケドニア人も多く肉をくらう、がどちらかといえば そのものの味をたのしむようだ。バーベキュー、グリル、レバーもいただく。肉と共にいただくのは新鮮なサラダ。私は この食文化もすきだけれど日本人はやっぱり薄切り肉がほしいのだ。

現地の生活、。おまけにかくと、あの、おなじみなカレールーの箱もうっていない。

でも、米は手に入る。コチャニ米とよばれるもので 私が日本人だというとマケドニアにはおいしい米があるからねえ、。よかったねえ。 といってくれるが、私の中の私がまた苦笑する。

ササニシキ、コシヒカリ、とはくらべない。普通米や古米とくらべても、日本米はおいしいよ。

でも わたしもコチャニ米をおいしくいただく。

現地の生活を楽しむ方法。その2、 欲求不満のなかにかすかな喜びをみいだすこと。

あと、とても大切なことは、 日本とくらべないこと。 だとおもう。日本はサービスにおいては世界第一だ。それは日本人の精神性に基づくものだとおもうのだがやっぱり もてなし、サービスの精神は各国に尊敬してもらいたい。

でも、この写真の肉やのおにいさん。一生懸命薄切り肉をきってくれる。往々にしてマケドニア人は 人のために一生懸命やってくれる人たちで 日本人がマケドニアを訪問したら数々のいい思いでができあがるとおもうのだ。人と人とのふれあいのなかで。

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