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シンガポール生き残りの智恵? 大統領公邸にお宅訪問

カテゴリー:イベント・行事・お祭り / 文化・芸術・美術 / 生活・習慣・マナー / 自然・風景 / 見所・観光・定番スポット 投稿日:2014年8月 2日

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「大統領公邸にお宅訪問」という大それたタイトルではありますが、当然? 特に招かれた訳ではありません。
きょうはシンガポールの大統領公邸、「イスタナ」の公開日! と、言う事で......1年に4回しか公開されない、大統領官邸の様子をご紹介して行きます。

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この公開日、毎回1万人ほどの市民が訪れ、大人気となっています。
朝から大行列で、30分〜1時間ほど並びますが、普段は厳重な警備に守られ、なかなか入れない大統領公邸だけに、タイミングが合えばのぞいてみても楽しいかも知れません。

シンガポール国民と永住権を持っている方は無料、それ以外の方の入場は1シンガポールドルで、身分証明書(旅行者の方はパスポート)を提示すれば、このようなチケットをもらえます。

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飛行機に乗るときと同じように金属探知機でのセキュリティーチェックもありますが、ピリピリとした感じではなく、きっちりと検査はしつつも「楽しんで行ってください」と声をかけられる等、和やかな雰囲気で行われています。

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「イスタナ」とは、マレー語で「宮殿」という意味。
その名にふさわしく、中に入ると、目抜き通りのオーチャードロードに面した一等地にもかかわらず、手入れの行き届いた、広々とした公園のような庭が広がっています。

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ゴルフコースや、白鳥の泳ぐ池、石灯籠を配した日本風の小さな庭園もあり、ピクニックを楽しむ家族連れの姿もあります。

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(ちなみに、飲食物の持ち込みは自由で、敷地内でもソフトドリンクやアイスクリームを買う事が出来ますが、アルコール類の持ち込み、喫煙、ペットを連れての入場は禁止です)

大統領公邸の本館の前では、民族舞踊等、様々なイベントが行われている他、

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マレーの楽団による「ハッピーハリラヤ(マレーの断食明けを祝う歌)」が演奏される等、お祭りムード一色です。

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大統領公邸には、更にチケット(2シンガポールドル)を購入して入ります。(中での写真撮影は禁止です)。

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食堂や宴会場等が公開されていて、各国から大統領に贈られた豪華な工芸品などがこの日の為に特別に展示されています。日本の陶器や南部鉄器なども飾られていました。
様々な外交が行われる舞台を垣間見る事が出来る、貴重な機会。市民に政治を身近に感じてもらうきっかけにもなりそうです。

再度外に出て、何やら子ども達が一生懸命、画用紙に描いている...と思ったら、12歳以下が参加できる絵のコンクールが開催されているそう。アートを国の産業のひとつと位置づけているシンガポールらしい感じがします。

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また、各美術館がそれぞれにアートに親しむブースを出していて、小さな子どもでも参加できる色鉛筆で色を塗るだけの缶バッジ作りや、簡単な版画の体験コーナー、粘土を使ったフィギュア作り、鉛筆が持てない就学前の子どもも楽しめる絵の具を使ったスタンプ押しなどが無料で楽しめ、作ったものは持ち帰る事ができます。

現代の子ども達に、伝統的な遊びを知って欲しいと作られたブースや

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野生動物を守る大切さをテーマにしたブース(熱帯の鳥達もやってきていました)

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チャリティーの為にイスタナのオリジナルグッズを売るブース等が並び、オープンハウスが国民に対する啓蒙活動の一環として行われている事が感じられます。

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その他にも、漢字を釣る「魚釣り」や、「学ぶ」事に重きを置く、シンガポールらしいイベントが色々。

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また、多くの民族が暮らすシンガポールだからこそ、国としての一体感を大切にしたいと言う思いの表れもあるのでしょうか、独立記念日をお祝いするメッセージを書くコーナー等も設けられていました。

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来年は建国50周年を迎えるシンガポール。「SG(シンガポールの略称)50」と書かれた風船を沢山用意して、遊べるフォトスポットにするなど、楽しめるプロモーションのアイデアが色々。

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更には、ミネラルウォーターのペットボトルと共に、シンガポールの国旗が無料で配られていたりと、サービス満点です。

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元々はマレーシアから追い出されるような形で独立したというシンガポール。
独立当初、今の繁栄を予想できた人は少なかったとか。

どのブースも、『「国としての一体感」を持ち、「智恵」と「アイデア」で生き抜く術を次世代に受け継いでゆく』そんな明確な意図を持っているように見えました。

この大統領公邸の公開を通して、広さは東京23区とほぼ同じ、国民わずか540万人という小国でありながら、シンガポールが世界で存在感を持ち続ける理由が隠されているような気がしました。

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大統領公邸「イスタナ」の公開日は、①旧正月の2日目、②レイバーデー当日(5月1日)、③ハリラヤプアサと独立記念日を祝う日(2014年は8月2日)、④ディーパバリ当日の4日間となっています。

シンガポールの祝日は発表された後も変わる事がありますので、念のためイスタナのウェブサイト で確認すると安心です。

次の公開は、ディーパバリ(10月22日)の予定です。興味のある方はぜひ訪れてみてくださいね!

<DATA>
■ISTANA(大統領公邸)
公開時間:8:30〜18:00
住所: Office of the President of the Republic of Singapore, Orchard Road, Singapore 238823
URL: http://www.istana.gov.sg/content/istana/index.html(英語)
アクセス:MRTドビーゴート駅から徒歩3分程

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仲山 今日子

シンガポール・シンガポール特派員の仲山 今日子が現地からアジア地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

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名前:仲山 今日子

仲山 今日子

元テレビ山梨、テレビ神奈川アナウンサー。現在はフリーアナウンサー、ディレクター、ライターとしてお仕事を受けています。シンガポールのテレビ局J Food & Culture TV 勤務、All Aboutシンガポールガイドブログ。趣味は海外秘境旅行&食べ歩き、現在約40カ国更新中。

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