世界遺産の町シラクーサ1
特にシチリア島に詳しくない人でも名前くらいは耳にしたことがあるのではないでしょうか。最近は、良くテレビのドキュメンタリーで扱われたりもしています。
シラクーサはカターニアから車で約1時間程度にある、シチリア東南部にある町です。
ギリシャ・ローマ時代の遺跡が多くあることでも有名で、2005年より町自体が何とユネスコ世界遺産として登録されています。
ギリシャ時代には、アテネと同じくらい権力を持っていたというので驚きです。
町は考古学地区のある新市街と、歴史地区であるオルティージャ島に分かれています。
町自体は意外とかなり広く、町中に観光スポットが散らばっているので、じっくり廻ろうとなると数日かかります。
オルティージャ島は、シチリア本島と端で繋がった小島です。
シラクーサ島の歴史地区とされています。
ギリシャ時代にはアクロポリス(中心街)がありました。
ここオルティージャ島には、魚介類の美味しいレストランや値段もお手軽なスパゲッティ屋さんがいっぱいあります。
ここの一番の見所と言えば、やはりドゥオーモ広場!
シラクーサのドゥオーモはギリシャ時代のアテネ神殿が改築されたものです。
ドーリア式の円柱は、壁に組み込まれており現存中です。聖堂内から見てとることができます。
この大聖堂は、シラクーサの守護聖女である聖ルチアに捧げられています。
彼女は、目をくりぬかれて殉教し、奇跡で治癒したという伝説から目の神様としても称えられています。いつも彼女のご加護を受けようと、お参りに訪れる人々が絶えないのだとか。
ちなみにここドゥオーモ広場は、有名監督ジュゼッペ・トルナトーレ監督(ニューシネマパラダイスが有名)のモニカ・ベルッチ主演「マレーナ」の撮影も行われました。
広場はかなり壮大で、美しいドゥオーモを眺めながら、広場のバールで一息つくのも良いでしょう。シチリア一美しい広場と言われるのにも納得です。
また夜の広場は、ライトアップされてとても素敵です。あちこちで、音楽を奏でたり大道芸を行っている人がいたり、昼間とは違った雰囲気が楽しめます。
シラクーサを訪れる機会があれば、一泊してみるのが良いと思います。
夜の街に出かけて見ると、より地元の雰囲気が味わえます!
筆者
イタリア特派員
小湊照子
イタリアのシチリア在住で会社経営者です。
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