北京編-レトロ北京な街並みを楽しむ胡洞散歩-
カテゴリー:レストラン・料理・食材 / 見所・観光・定番スポット 投稿日:2017年11月19日
皆さん、こんにちは!
とても久しぶりの更新となってしまいましたが、ネタ自体は着々と蓄積してきているので、これから少しずつアップしていきたいと思います。
ところで、皆さんは「ビズケーション」なる言葉をご存知でしょうか?「ビズケーション(bizcation)」とは、「business」+「vacation」、要するに、出張にプラスαでするプライベート旅行ことなんだとか。
北京は以前にも来たことがあり、今回はそれほどこの「プラスα」を重視していたわけではなかったのですが、
朝起きて故宮を見に行ったら、この天気!
やっぱり、街歩きがしたくてうずうずしてくる!
そんなわけで、今回は趣向を変えて、出張にプラスαで訪れた北京の街並みをご紹介したいと思います。
北京には、昔の古い町並みが保存されている地区がいくつかあるのですが、今回、主に訪れたのは、南鑼鼓巷(ナンルォグーシャン)。ここは、故宮からもほど近く、地下鉄の駅からも近くて便利。
地下鉄と言えば、北京の地下鉄の路線図は、上海と違って、碁盤の目のような整然たる配置。
これこそ、かつての都の証ですね(もちろん今も首都ですが...)。
そして、この碁盤の目を構成する縦・横の細い路地が胡洞(フートン)。
北京に8年住んでいた姉に、「胡洞歩きにどこがおすすめか」と尋ねたら、「南鑼鼓巷」との答えだったので、ここを選択したものの、実際にメインストリートを歩いてみると―
このスターバックスはレトロでかわいいんだけど、
...うーん、なんだか、全体的に、いかにも観光客向けのお店ばかりだし、週末だからか、日本でいうと竹下通りみたいに人でごった返しているし、私はあんまり好きじゃないなぁ...
なんてちょっとがっかりしていたのですが、一歩通りを入ると、それまでの喧騒がウソのように、
街並みも生活も、昔のままのような別世界が広がっていました。
この灰色のレンガと、赤い門扉とのコントラストが、オールド北京の建物の特徴。
ちなみに、上海にも、レンガ造りの建物が多いですが、こんな感じで
赤いレンガが多いんです。
さて、胡洞の伝統的な建物の構造は、「四合院」といって、中庭を囲んだ「ロの字」型になっているそう。
偶然見つけたこちらのお店に
「お客さんがいる気配がないけど、営業中かしら?」と恐る恐る足を踏み入れ、
お茶を頂きます。
四合院の「ロの字」のつくりは、必然的に、静かな時間を守ってくれるみたいです。
上海とは違った良さのある北京。機会があれば、またゆっくり散策を楽しみたいと思います。
☆本文で紹介したお店は、「誰家院」というレストランで、地下鉄「南鑼鼓巷」駅で降りてすぐの通りを北上。左手にある蓑衣胡洞にあります。