洛陽・少林寺の旅(1)
心地良い暖さになるにつれ、行きたくなります、旅へ。
上海から1泊2日という強攻スケジュールで行ってきました、憧れの洛陽・少林寺へと。
まず洛陽へ着いて訪れたのは『白馬寺』。
白馬寺は後漢時代の西暦68年に創建されたそうです。これが、中国の仏教発祥の地といわれていて公式に認定された最初の仏教寺なんだそうです。
建物の殆どが明代や秦代のものですが、ひとつだけ貴重な元の時代の仏像をみることができました。
元の時代の仏像は中国でもなかなかみることができないそうです。
その仏像は乾漆像の釈迦三尊像です。
非常に端整な顔立ちで心安らかになりました。
またここは、弘法大師の空海が長安に行く前に立ち寄ったところだそうです。
空海の銅像もありました。
次は、敦煌の『莫高窟』大同の『雲崗石窟』とともに中国三大石窟のひとつである『龍門石窟』へ行きました。
これは、他の二石窟とともに世界遺産に登録されています。
『龍門石窟』は北魏という国が栄えていた時代に『雲崗石窟』の後に造られた石窟です。この北魏から唐の時代まで400年にわたって掘り続けられたものだそうです。
確認されているだけで、仏像が10万体も彫られているそうです。しかし、崖崩れや盗掘によってかなりの部分が失われていたので残念でしたが、それでもとても感動的な風景でした。
また、北魏や唐など時代によって仏像の特徴が違うのも面白いです。とりわけ、世界遺産登録の決め手になった『廬舎那仏』が大きさ、顔の美しさともに群を抜いていて感動的でした。
この仏様は唐の則天武后がモデルだといわれています。
また、奈良の大仏や薬師寺の仏像のモデルではないかとものいわれている仏様もそれぞれみることができて、興味深かったです。『龍門石窟』は周りの風景もよくてオススメです。
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