鶏を食べて暑さを乗り切ろう!夏に食べる韓国の鶏料理

公開日 : 2022年07月17日
最終更新 :
筆者 : miney

アニョハセヨ! ソウル2特派員のmineyです。ソウルはまだまだ梅雨で、ぐずついたお天気と蒸し暑さで体力も気分も落ちていくシーズンです。韓国ではその暑さを乗り切るために「三伏」とよばれる日に鶏料理を食べます。

三伏とは?

三伏(サムボッ・삼복)とは7月から8月の間にある初伏・中伏・末伏のことを示し、その時期は暑いため、韓国では暑さを乗り切るために栄養豊富な鶏料理を食べる日です。三伏は陰暦のため毎年日にちが違い、2022年の今年は初伏 7月16日(土)、中伏 7月26日(火)、末伏 8月15日(月)の3日です。昨日は初伏で参鶏湯(サムゲタン・삼계탕)をはじめとした鶏料理のネット広告を多く見かけました。フライドチキンのお店までも繁盛するほど鶏料理を扱うお店は大忙しの日でした。ちなみに私の会社の社食では毎年三伏の日には鶏料理が提供されます。

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社食の参鶏湯

三伏に食べる料理とは?

三伏は日本でいう土用丑の日のような日なので、夏バテを防ぐ元気になる料理を食べます。主に参鶏湯で、以前は犬肉料理の補身湯(ポシンタン・보신탕)が食べられる店がありましたが、動物愛護団体の反対運動などによりかなりお店が減り、見かけることが難しいです。参鶏湯は鶏まるまる1羽入っているスープで鶏のお腹にもち米などが入っていて、ほぐしながら、食べる料理です。

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1羽だとお腹いっぱいになるので、バンマリといって半分の量で注文することもできます。お店によってスープの濃厚さが違うので、好みのお店を見つけるといいかと思います。

参鶏湯の他に人気なのはタッカンマリ(닭한마리)です。

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参鶏湯は1人分の器で出てくるのですが、タッカンマリは鶏1羽を部位ごとにカットされた状態で大きな鍋でぐつぐつ煮込み何人かで食べる料理です。甘辛いタレに付けて食べ、最後にカルグクスという麺やおかゆで食べるのが定番です。参鶏湯とタッカンマリはお店に行かないと美味しく食べられない料理なので、外食が難しい人はフライドチキンをデリバリーする人も多いです。

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韓国はデリバリー(ペダル・배달)文化が発達していて、その中でもフライドチキン(チキン・치킨)が人気です。サッカーなどスポーツの応援ではチメッ(チキン&ビール・치맥)といって、フライドチキンを頼み、ビールと一緒に楽しむ人もいます。

韓国に住んでいると鶏料理を食べる機会が多いです。韓国の人が愛する鶏料理。コロナが落ち着いたら、ぜひ食べてみてください。

筆者

韓国特派員

miney

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