ライブコミックミュージックショー「ファンタスティック」
ナンタやジャンプなど言葉なしでも十分に楽しめるショーがある中に、「ファンタスティック」という公演もあります。もう観た方も多いかもしれませんが、先月にこの「ファンタスティック」の広報大使に韓流スターソン・スンホンがなるということで、その任命式にちょっとおじゃましてきました。
ファンタスティックが公演されている場所は、先日紹介しました「63ビル」地下1階「63スクエア」にあるアートホールです。
初めてソン・スンホンを直接見たのですが、画面でみるよりスレンダーで実物がかっこよかったです^^
すごく近いところでショーも見ていたのですが、失礼になるのでは・・・というのと恥ずかしさでただ遠くからがっつりと写真を撮りたいと思いつつ見つめる私でした^^;;
今回、私も初めてショーを見たのですが、想像以上におもしろかったです。
<ファンタスティック・ストーリー>
男と女を創造した神は、その可愛さから男には「天上の太鼓」を、女には「天上の笛」を授けたのですが、男が「天上の太鼓」に夢中になった男は女を粗末にし、女は男の心を取り戻すために「天上の太鼓」を破ってしまいます。激怒した神は女から「天上の笛」を取り上げ、女を世界を漂う霊にしてしまいます。それを解くには「天上の笛」を探し出し、天上一の音楽をつくりあげなければ呪いを解くことはできません。
その後月日は流れ、男の子孫たちは整備工場を営む打楽家として、女の子孫は呪いを解くための「天上一の音楽」を作るために努力するものの「天上の笛」がないために完成できずにいました。
そんなある日、打楽家の末っ子は 故障した車に近づけると車が動き出す古びた笛を家の中から見つけだします。そんな笛を楽しむにつれて、幽霊一家を呼び込むことになり、笛を盗む計画を立てます。四女が人間に化け打楽一家を誘惑して笛を取り戻そうとしますが、彼女は打楽一家の「セマチ」と恋に落ちてしまい、二人の愛の音色が他の兄弟姉妹たちにまで音楽を奏でさせることになります。その演奏は「世界一の音楽」に近いメロディとなっていきます。打楽一家の父は幽霊一家の正体を見破り、「天上の太鼓」で追い出そうとしますが、最後の一撃の瞬間「セマチ」が間に入り阻止します。父から昔の話を聞かされる「セマチ」と四女は悲しみ、両家のあいだの溝がさらに深まることを悲しむ「セマチ」と四女を見て、打楽一家の父は笛を渡し、そこで初めて両家で「天下一の音楽」を演奏することになります。
ノンバーバル(無言語)なのですが、2回ほど韓国語、日本語、英語、中国語で説明も入るので、分りやすくなっています。パンフレットも是非参考に!
これが男の子孫である打楽一家です。
見事なドラムを見せてくれます。
これが女の子孫である幽霊一家。
韓国伝統楽器であるカヤグムやヘグム、テグムなどとバイオリンの演奏が聴けます。
両家で「天下一の演奏」に挑戦するシーン。サムルノリも観れます。
途中では、客席から招待して一緒にドラムとダンスをやってみたりも。
前に出た方には、プレゼントもくれますよ。
打楽一家の見事な打楽演奏。
笛で動くようになった車を使っての現代的演奏。
約1時間30分の公演の中に、打楽器のリズムとカヤグムやテグムなどの韓国伝統音楽、サムルノリにブレイクダンス、空中ブランコで飴をまいてくれたり、客席から人を招いて一緒にドラムを叩くなど、いろんな要素が含まれています。
チャンスがあれば、一度是非鑑賞してみてください。
<ファンタスティック>
場所:63ビル地下1階
アクセス:地下鉄9号線「セッカン」駅1番出口からシャトルバス運行
地下鉄9号線「セッカン」駅9番出口から徒歩10分
地下鉄5号線「ヨイナル」駅1番出口からシャトルバス運行
地下鉄5号線「ヨイナル」駅5番出口から徒歩10分
電話:02-789-5663(63ビルチケットボックス)/02-789-5663
公演時間:20:00
休み:月曜日
料金:R席 50,000ウォン、 S席 30,000ウォン
筆者
韓国特派員
なかしまかずえ
1997年から韓国に在住。皆さんと共有したいソウルでの楽しい情報を、まったりとお届けします。
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