韓国の住所表記が変更に
どのように表記法が変わるかといいますと、例えば<ソウル市江南区三成洞58-1>だった住所が<ソウル市江南区鶴洞路2>に変わります。
街のあちらこちらにはそのストリートの名前を記す表示板がつけられ、そのストリートの名前がそのまま住所(〜区までは変わらず、‘洞’という表記のところからストリートの名前となる)となります。
私も今まで住所表記が変わるといった経験がないので、いまだピンと来ないというか、これで本当に郵便物などが届くのだろうかといったちょっとした不安などもあるのですが、施行された初日には地元の人たちも少し混乱ぎみだったようです。行政自治部のその日のホームページには、初日だけでもいろんな質問があげられており、ある人は“外国に郵便物を送る際の英語表記はどうなるのか?新しい住所を書いてまったく別のところに送り返されるのではないか?”などの質問や、“全国に数え切れないぐらいのストリート名があるのに、これからどうやってそれを調べたらいいのか?”などの疑問などがあげられていました。
国民への情報提供不足もあるのは事実のようではありますが、国家としては今までの住所表記による位置不明のために必要だった年間約4兆3000億ウォンが節約され、さらに位置が明確になることで救急サービスなども大幅に向上するということです。
韓国語のみですが、新しい住所検索サイト(www.juso.go.kr)で新しい住所の確認ができるようになっており、2011年までは今までの住所も同時に使用可能だということなので、地元の皆さんも少しずつ慣れていくことができるのではないでしょうか。
今韓国で話し合いが続けられているFTA(自由貿易協定)を見ててもそうですが、韓国は本当に早いスピードで時代が移り変わっていっているのを感じています。
筆者
韓国特派員
なかしまかずえ
1997年から韓国に在住。皆さんと共有したいソウルでの楽しい情報を、まったりとお届けします。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。