チョガッポのある風景

公開日 : 2003年07月30日
最終更新 :

暑中お見舞い申し上げます。いよいよ夏本番。梅雨がずいぶん長引きましたが、8月を目前に暑い、暑い。街を歩く人たちも見るからに暑そうです。韓国では真夏にサムゲタンで夏ばてをふせぎます。サムゲタンを食べてさらに暑くほてりだしたカラダで街を歩いていると、なんとも涼しげな風景が目に入ってきました。チョガッポのある風景っていいですね。見た瞬間涼しい風が吹き抜けていくような清涼感です。韓国語でチョガッポはチョガッは端切れ、ポは風呂敷の意味。もともとは夏の衣類や布団などに使う麻布の切れ端をとっておいて、パッチワークしたものなのですが、今では大変な高級品です。おそらく窓を覆うくらいの大きさなら、100万ウォン以上はするでしょう。つなぎ合わせるときの針仕事の難しさで伝統を受け継ぐ人が減っているからでしょうか。高級ブティックのインテリアになってしまい、日常からは縁遠いものになってしまいました。仁寺洞に行くと、質のいいチョガッポが売られています。小さなもので10万ウォンくらいからあります。2万ウオンくらいで手に入るランチョンマットをテーブルコーナーのようにして使うのもなかなかです。格安で手に入れたい方は東大門市場の麻布売り場に行ってみましょう。大小さまざまなチョガッポが売られています。値段を交渉してまけてもらいましょう。また、麻布の切れ端を安く売ってもらい、自分でパッチワークするというのも手です。

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仁寺洞で見かけたチョガッポ麻布の微妙な色彩の違いがなんとも風流

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