テンプル・ステイ(Temple Stay)のすすめ

ワールドカップの準備に追われてきた韓国と日本ですが、几帳面で計画好きな日本と違い、韓国では細細したことより、大枠の計画だけを立てればそれでやってみようというフレキシブルなところがあります。実際にふたを開けてみると、それぞれのよさが生かされた祭典になっているんだろうなと思います。日本特派員の韓国のアナウンサーが、キャンプ地である日本の地方都市を訪れ、外国の選手たちを受け入れるため、日本人は非常にナーバスになっていると表現したのを聞いたことがありますが、その感覚が面白いなと思います。 さて、準備不足でちょっと残念なことがあります。「テンプル・ステイ」をいう寺を宿泊体験プログラムの場にするという企画です。企画はよかったのに予想外に苦戦しているのは、準備期間やＰＲ不足のためのようです。国の予算も１０億ウォンをつぎ込み、トイレやシャワー施設を整え、５万人の宿泊施設を準備したとか。せっかくの企画が残念でなりません。韓国のお寺は山奥にあり、厳粛でそのスケールも素晴らしいので、ぜひ一泊してみてください。テンプル·ステイは1泊2日または2泊3日、寺院に泊まり、仏教文化を体験するプログラム。主催は韓国仏教伝統文化体験事業団、宿泊先はソウルの曹渓寺（チョゲサ）をはじめ、釜山や大邱など全国の有名な寺３３カ所。テンプル·ステイ修了時には修了証および法名が授与される予定。予約はホームページや旅行代理店を通じて受け付け。お問い合わせ：曹渓宗布教院　Tel(02)720-7060〜4、Fax(02)720-7065 http://www.ijogyesa.net/forienger/

韓国のお坊さんの墨染めの衣装も美しい。曹渓寺の外国人向け英語サイトより