-シアトルの春を探して。桜咲き誇るお花見散歩へ。前編-
-シアトルの春を探して。桜咲き誇るお花見散歩へ。前編-
皆さんこんにちは!シアトル特派員のシュローダー 彩です。
桜達が満開に咲き誇り、満開の桜の放つほのかで甘い、やんわりと清楚なこの春の香りがそよ風に乗って漂うと、
なんだか、キュン、と切ない郷愁の想いに浸ってしまいますね。
と言いますのも、先日とっておきの快晴の日に恵まれたシアトルで主人の妙案により
「桜の木が多いことで知られるちょっと有名なスポット」へ、の〜んびり、たっぷり時間をかけて、
「シアトルの春」を探しにお散歩に出かけたからなんです。
内心、まだ桜の季節には少し早いのではないかな〜?と思っていた私でしたが、
今回訪れた先ではちょうどこの3月下旬がぴったりの時期でした!
山桜やソメイヨシノはダウンタウン周辺でもちらほらと、
特にシアトルではワシントン大学で見られるソメイヨシノが観光スポットとしてとても有名です。
が!
今回、私たちが訪れたのは「マグノリア」と「クイーン・アン」一帯。ここでは様々な種類に及ぶ、
美しく春を謳歌する桜を見ることができました!
お恥ずかしながら、これまで桜といえばソメイヨシノと山桜、
しだれ桜に八重桜くらいしか知らなかった私ですが、今回のお花見散歩で、
それぞれが全く個性の異なる美しい桜たちを知ることができました。
今日は、そんなシアトルの中で見つけることができた、日本の桜、ソメイヨシノや山桜だけではない、
たくさんの麗しい桜が満開に咲き誇る姿を、皆さんに是非ご紹介したいと思います。
さて今回、まず訪れたこの「マグノリア」というこの麗しい名前の響きがある、
噂によると観光バスが豪邸を紹介する際に訪れる、という静閑な高級住宅街エリアへは、
頑張ればダウンタウンの中心から徒歩で向かうことができます。
ただし、このエリアへ向かうには途中、道のアップダウンが激しく、
小高い山を1つ、2つ越えなければなりません。
このエリアへはダウンタウンからバスも出ていますので、無理せずバスを利用するのも一つの手です
(後編の最後にこのバスについては、所要時間や運賃など詳しく記載しますね)。
「マグノリア」の場所は、もう一つの小高い山の上にある高級住宅街「クイーン・アン」との間にある、
車の往来の激しい大きな道路を挟んで、対をなすようにそびえ立っている山です。
この場所はエリオット湾の北部に位置し、近くには巨大な大自然そのままとも言える公園
「ディスカバリー・パーク」(以前、遭難しかけました/笑)があり、
ここへもダウンタウンエリアからバスが出ています。
多くのシアトル情報の紹介文で、「マグノリアといえばこの公園」と歌われています。
が、今回私が胸を張ってご紹介するのは別の公園です。
それがこちら、「Ella Bailey Park」です!
桜や春の花々は見られないものの、抜けるような爽快な眺めと美しい景色、緑色に輝く芝生向こうに見える、
シアトルの端々までの全景が収まった姿は、まさに絶景、壮観な眺めに思わずため息が漏れました。
ここまで急勾配な坂道をえっちらおっちら、頑張って登り詰めた甲斐があったというものです。
(写真上下/ピュージェット湾やシアトルのダウンタウン、スペースニードルとクイーンアンエリアを見渡せる
「 Ella Bailey Park 」からの眺め)
またこの公園の真裏には、廃校舎でしょうか?
地図にも名前が載っていないため、詳しくはわかりませんが、
人々に利用されなくなり出入りを禁じられたレンガ造りの趣のある建物があります。
シアトルのダウンタウンは都市開発が進み、歴史ある重厚な造りの建物がとても少ない気がするので、
こういう建物を見ると嬉しく感じます。
さて、ようやく辿り着いたと思ったマグノリアですが、なんとこの山向こうにももう一つ山があり、
その麓から始まる「W McGraw Street」エリアこそが、このマグノリアエリアの中心街で、
メインとなるショップやカフェなどが集う、おしゃれなメインストリートのようです。
そういうわけで、せっかく頂上に辿り着いたと思いましたが、せっかくですからもう一山、登ってみることにしました。
経度のそれほど急でない場所を選びながら坂を降り終えると、
すぐにぐっと押し迫るような斜面を持った登り坂を背景に、
ほんのひと握りの平地に近い場所にギュギュッと凝縮するように様々なお店が並んでいます。
フレンチペイストリーショップの通りに面した席ではワンちゃんとご主人が日向ぼっこしながら
のんびりコーヒーを飲んでくつろいでいて、おしゃれなインテリア家具のセレクトショップなどがありました。
このペイストリー、ぜひお邪魔してみたかったのですが、ここに来るまでに
「今日はたくさん歩くからしっかり栄養を補給しておかないと!」
と、途中で2度もランチを取ってしまったので私達のお腹はまだパンパン、入る余裕すらなく、
これからまだ急な坂を登ったり降ったりする予定だったので、後ろ髪引かれながらも今回は断念することに。
と。
...おや?
その気になるお店のすぐ近くに、何やら年季の入った石碑が。
どうやら、マグノリアの歴史にまつわる記念碑のようです。
ここまでお散歩に来たことですし、マグノリアについて少しお勉強になるはず。
せっかくなのでこの機会にぜひ、見ておきましょう!
-つづく-
次回はマグノリアのお散歩後編、今回の春探しの集大成とも言える、桜咲き誇る感動の景色へご案内します!
次回もどうぞ、お楽しみに!
もし、この記事でシアトルにちょこっとでも興味がわいて、旅行してみたいなと思われたら、
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♦記事執筆者:シュローダー 彩(HP:http://ayaschroeder.wixsite.com/ayacafeseattle)
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