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紅葉真っただ中の札幌、鳥や動物ウォッチングにおすすめなシーズン到来

カテゴリー:自然・風景 投稿日:2020年10月25日

札幌は、いま紅葉シーズン真っただ中です。


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そしてここ数日の風で、落ち葉も増えてきました。


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ですが、紅葉シーズンが終わったからといっても、北海道の自然を楽しむ季節が終わってしまうわけではありません。
個人的には、葉がなくなってしまった木立の枝ぶりの美しさが好きなのですが、もちろんそれだけではなく、葉が落ちてしまった裸の木は、小鳥がよく見える季節でもあるからです。


札幌は中央区にも山があるように、思った以上に身近に自然があるので、手軽にバードウォッチングができところも魅力のひとつだと思います。
紅葉を楽しもうと散策しているだけで遭遇した、紅葉以上に目を引かれた野鳥や小動物を紹介します。


今回、散策に行った先はぜひレンタカーなどで行ってみて欲しい公園で、札幌市民が散策やジョギング、犬の散歩などに利用している「前田森林公園」です。
手稲区にある総合公園で、広さは59万7258平方メートルもあり、すみずみまでゆっくり歩いてまわると、数時間かかるほどの敷地面積。「森」をモチーフに作った公園で、公園の半分が森です。「野鳥の森」「ふるさとの森」など、緑がいっぱいのとても広い「前田森林公園」を歩いてみました。


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駐車場から公園の中に進んでいくと、間もなく小鳥のさえずりがたくさん聞こえてきます。
ですが、葉が生い茂っていると声だけが聞こえてきて、小鳥を見つけることができません。
実際、写真↑の赤い実の奥の枝に「ギンザンマシコ」がとまっていたのですが、枝や葉に遮られてしまい、ギンザンマシコが見えたのは一瞬でした。隠れて見えないので、残念ながら写真には撮ることができません。


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ちなみに、こちら↑が「ギンザンマシコ」です。割と大きめなのですが、今回は葉と枝に紛れるとなかなか見えませんでした。写真のギンザンマシコ↑は、北海道神宮でみかけたものです(3月)。


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気を取り直して歩いていると、あたりにカンカンカンという音が響いてきました。
これは、木の幹を突くキツツキの音に違いありません。胸が高鳴りますが、なかなか見えず、音がする方向へゆっくり歩いていくと、ようやく真上から木の幹を突く音が聞こえてきました。
細い枝に囲まれるように枝をついばんでいるのは「アカゲラ」です。


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しばらく見上げていると、少しずつ移動し見やすい場所へ移ってくれました。
葉が落ち始めたシラカバの枝だったので、断然見つけやすくなりました。紅葉が終われば、これからますます小鳥をみつけやすい季節になります。


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今回、前田森林公園では見かけませんでしたが、同じくキツツキの仲間でときどき遭遇する「コゲラ」です。
こちら↑は平岡公園で。このときは木の幹を突いてはおらず、偶然目の前に飛んできたところに遭遇しました。


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ひときわ大きなさえずりの「ヒヨドリ」。
冬になると、特に冷たい空気の中に響き渡るさえずりが印象的なヒヨドリですが、まだ生い茂っている木にとまりながら大きな声で鳴いています。
よく見ると、5~6羽が枝から枝へ飛び回っていました。割と大きめサイズなので、葉がたくさんついている夏でも見つけやすいかもしれません。


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少し余談ですが、日中はまだ10度台半ばくらいだったこの日、トンボと蝶が見られました。
蝶は、ぽつぽつと咲いている数少ないタンポポをめがけて2匹が同じルートで飛び回っていました。
おそらく、今シーズン最後のトンボと蝶と思われます。


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とはいえ、初冠雪を迎えた「手稲山」にも近い前田森林公園。
北海道では、これを見ると2週間後に初雪といわれている「雪虫」も飛んでいました。


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さらに歩いていると、今度は「シジュウカラ」。


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寒くなる前に腹ごしらえ、をしているのかどうかはわかりませんが、ひっそり近づいてはいるもののこちらの接近には見向きもせず、せっせとエサを探しています。落ち葉を踏む音が大きすぎると逃げてしまうので、気をつけながら進みましたが、それほど警戒されずに近づくことができました。


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こちらもちょっと余談です。
札幌の上空(西区)を飛ぶ「アオサギ」。札幌近郊の田んぼがあるところでは、よく見かけるアオサギですが、札幌市内でもまれに飛んでいることがあるようです(海のない札幌ですがカモメは町なかでも飛んでいます)。ときには空を見上げてみてください。アオサギを見かけることがあるかもしれません。


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この日のハイライト。
マツの木の梢で姿は見えない無数の小鳥の声に引き寄せられ、マツの森に近づいてふと木の根元を見ると姿を現してくれました。
「エゾリス」です。


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冬支度(といってもエゾリスは冬眠しません)の最中なのか、目と目が合ったにもかかわらず、こちらの様子をときどきうかがいながらも、しばらく松の実を探していました。
最後は気に入った松の実を両手で持ったあと口に加え、一目散に木の幹を駆け上がってうっそうと茂っている松の木から聞こえる小鳥のさえずりの中へと消えていきました。


平日は人もまばらで、1時間半ほどで森散策を堪能できました。


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今回は前田森林公園まで足を延ばしてみましたが、札幌市内では「円山公園」や「北海道神宮」などが地下鉄東西線「円山公園駅」から近く、アクセスしやすい森がある場所で、ここでもエゾリスや野鳥を見ることができます(写真は北海道神宮境内にある「北海道神宮境内の野鳥」の案内)。また、同じく地下鉄東西線「西18丁目駅」から徒歩でアクセス可能な「北海道知事公館」と「道立近代美術館」にも大きな木があり野鳥やエゾリスを見かけることがあります。
寒くはなりますが、紅葉の季節が終わっても手軽に野鳥やエゾリスを目撃するチャンスは増えるかもしれません。防寒とマスクなどの感染対策をしっかりしたうえで、ぜひ北海道の晩秋・冬を楽しんでください。


関連サイト
札幌市内の公園マップ (札幌市公園緑化協会)
北海道知事公館 (北海道公式ウェブサイト)
北海道立近代美術館


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市之宮 直子

日本国内・札幌特派員の市之宮 直子が現地から日本地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

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市之宮 直子

小樽生まれ、江別育ち、札幌在住の「どさんこ」です。数年間の釧路生活で人生初の道東(釧根・十勝・オホーツク)ライフを満喫。以来、北海道内外への北海道の魅力発信をライフワークにしています。最近の関心事は道内開催の国際イベント。ラリーJAPAN・ラリー北海道の運営にも関わっています。みなさん、四季折々でその良さを楽しめる北海道に、ぜひ遊びに来てください!

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