札幌でみつけた早春の兆し
例年より雪解けが早い札幌です。路面も乾き、散策にはよい気候になってきました。
3月に入って最低気温がプラスの日が多くなり、雨が降ったこともあり、札幌では一気に雪解けが進みました。
顔を上げて見回すと、樹々の枝の芽も目立ち始めています。
歩きながらみつけた札幌の早春の兆しをお伝えします。
青空に映えるナナカマド。
空は分厚くグレーの雪雲がなくなり、薄い雲がただよう春の空に。
郊外では、まだまだ雪はありますが、それでもザクザクした春の雪になりました。
春一番のような強風が吹く中、枝にわずかに残っていた枯れ葉が吹き飛ばされ、雪の上を舞っています。
日に日に膨らみつつある枝の先の木の芽。春はもうすぐそこに来ているようです。
チシマザクラは、花にはまだ程遠い様相ですが、明るい光を浴びて、ぴかぴか光っています。
雪が解けたばかりのところに現れたエリカカルネア。
春一番に咲き、晩秋にも花を揺らしているエリカカルネアは、深い雪の中で、すでに蕾になっていました。
そして、うっかり(?)していたら、すでにフクジュソウが咲いていました。
昨年より2週間早くみつけた、札幌市内で咲いていたフクジュソウです。
待ちに待った花の季節が札幌にもようやくやってきました。
いつもは、少し名残惜しさを感じる「雪解け」ですが、今年はいつも以上に春の訪れを待ち遠しく感じます。
筆者
北海道特派員
市之宮 直子
小樽生まれ、江別育ち、札幌在住のフォトライター。三度の飯より北海道を撮ることが好きな道産子北海道Loverです。
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