ゾウが愛らしい!円山動物園のゾウ舎がオープン、11時~15時半まで公開中。

公開日 : 2019年03月27日
最終更新 :

2019年3月12日に札幌・円山動物園のゾウ舎がオープンしました。

2018年11月にミャンマーからやってきた4頭のアジアゾウが

元気に遊びまわる姿は、老若男女を問わず、きっと楽しめます!

1_maruyamazoo_entrance.jpg

"Elephant House in Sapporo Maruyama Zoo, which newly opened in March 2019"

ゾウ舎入口の象型模様は、2011年まで円山動物園の人気者だった

アジアゾウ"花子"と1999年までいた"リリー"のサイズだそうです。

まだ寒い3月の札幌ですが...

2_imageof thewoods.jpg

ゾウがいる森をイメージしたスロープを抜けて、

P3130179.jpg

扉が開くと、

P3130010.jpg

そこは、とても暖かいゾウ舎!

室温は常に23℃に保たれているそう。

とても心地よくて、ひと足早く春を感じます。

円山動物園ゾウ舎.jpg
7_board.jpg

こちら、「陸のステージ」はガラス張りの観覧スペースのほか、

反対側の壁には歴代のゾウや最近の世界のゾウにまつわる環境についてなど、

解説パネルや映像がふんだんにあり、知らず知らずのうちに、勉強になります。

円山動物園ゾウ舎.jpg

"A baby Asian elephant from Myanmar"

こちら↑は、陸のステージ「レクチャールーム」。

ここには座席がありますが、ガラスがなくてオープン!

4_elephanthouse_.jpg

"A baby elephant and her mother"

ゾウがいる"屋内放飼場"の空気感がそのまま伝わってきます。

このとき、屋内放飼場にいたのは「ニャイン」(メス・5歳)と

そのお母さんの「シュティン」(27歳)。

円山動物園ゾウ舎屋内放飼場.jpg

"The other female elephant which is fifteen years old"

さらに太いポールの向こう側にもう一頭。

円山動物園のスタッフの方々が口をそろえて「一番賢い!」と

賢さのお墨付きをもらっている「パール」(メス・15歳)。

P3130208.jpg

「パール」は、飼育員さんの意図をいち早くくみ取り、

なにごともスムーズに対応してくれるそう。

写真(↑)は、鼻の筋肉が衰えないように高い位置に吊り下げた

干し草を食べているパールちゃん。

9_babyelephant.jpg
10_motheranddaughter.jpg

見れば見るほど、その動きに目が釘付けになる不思議なゾウたち。

特に子どものニャインは、一挙手一投足が愛くるしい!

11_waterfront.jpg

大人げなく、気づけば大はしゃぎになりつつあっという間に時間が経つゾウ観覧。

ついに屋内プールに投げ込まれたリンゴを取りに、水辺へ向かうニャインとママ象、シュティン。

そこで、屋内プールの水中を観覧できるという階下の「水のステージ」へ大急ぎ!

8_popquiz.jpg
13_objet.jpg
P3130048.jpg

途中、再びゾウさんトリビアが満載のゾーンがありました。

ゾウのオブジェやクイズ、さらに「ゾウさんのタッチシアター」。

ゾウの等身大オブジェは触れるとホンモノの感触にごく近いそう。

「ゾウさんのタッチシアター」は、スクリーンのアイコンをタッチすると、

さまざまな画像等の"変化"が起きて、ゾウについての学習ができる仕組みです。

11_withapples.jpg

"ゾウさんのタッチシアター"やリアルなゾウのオブジェに気を取られつつ、

1階の「水のステージ」へ到着すると、そこはまるで水族館!

円山動物園ゾウ舎「水のステージ」.jpg

水深3mまである"屋内プール"は、ゾウが体の殺菌や防虫のために行う習性、

"砂浴び"をするためにも必要な水浴び場所だそうですが、

この日、小象の"ニャイン"ちゃんは、私たちの要望に応えるかのように

どんどん水の中に入っていき、水遊びを披露してくれました。

円山動物園新ゾウ舎で:シュティンの砂浴び.jpg

そうかと思うと、今度はママ象"シュティン"が砂浴びを!

18_シュティン.jpg

いろいろな表情、しぐさを見せてくれた円山動物園のアジアゾウたち。

最後は、ママ象"シュティン"が、トレーニングゾーンの専用扉から、

鼻を出して"バイバイ"をしてくれました。

3月現在、アジアゾウ4頭はシュティンとニャインの親子、

パール、シーシュは、交代で屋内放飼場で入れ替わっており、

この日は、あいにくオスのシーシュを見ることはできませんでしたが、

トレーニングが進むにつれ、少しずつ一緒に過ごす時間を作っていくそうです。

ゾウが運動不足にならないよう、厚く積もらせた土の床にしたところ、

土の中にエサを隠したり、探したりする様子や、土に寝転がる場面に遭遇することもあるそう。

国内最大級のゾウの屋内放飼場は、ゾウにとっての環境としてはもちろん、

観覧する私たちにとっても、とても楽しめるステキな施設になっています。

当面の間は、ゾウのトレーニングの時間などを考慮し、

11時~15時半をメドにゾウ舎を観覧できます。

春休みに入った今、親子で、大人同士で、ぜひ大きくて愛らしい

4頭のアジアゾウと、ゾウ舎を見に行ってください。

この施設を見るだけでも、かなりの時間、楽しめます!

【札幌市円山動物園】

札幌市中央区宮ヶ丘3-1

TEL: 011-621-1426

夏季開園時間: 9:30~16:30(最終入園時刻 16:00)

象の観覧時間: 11:00頃~15:30

休園日: 毎月第2・第4水曜日(祝日の場合は翌日)

アクセス

・地下鉄東西線「円山公園駅」より徒歩約15分

・タクシー 地下鉄円山公園駅から約1.1km・650円・約5分

      札幌駅南口から約4.6km・1,450円・約16分

      大通西4丁目から約4.0km・1,290円・約15分

      すすきの(交番付近)から約4.1km・1,370円・約15分

関連サイト

筆者

北海道特派員

市之宮 直子

小樽生まれ、江別育ち、札幌在住のフォトライター。三度の飯より北海道を撮ることが好きな道産子北海道Loverです。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。