晩秋の北海道ニセコエリア、『神仙沼』と高層湿原

公開日 : 2018年10月31日
最終更新 :

2018年は10月30日に札幌の手稲山が初冠雪を記録し、道内は例年より5日~2週間ほど初雪が遅いようです。ニセコエリアでも30日から31日にかけて平地でも雪がうっすらと積もったようで、すでに雪景色に変わっているかもしれませんが、先日出かけた10月中旬の「神仙沼」をご紹介します。

18_resthouse_PA140084.jpg
"Shinsen-Numa Resthouse"

札幌から車で2時間ちょっとの場所に位置するニセコエリアの共和町にあります。
ニセコ町ニセコから道道66号(ニセコパノラマライン)を進み、蘭越町から共和町に入り、「神仙沼レストハウス」に到着。

駐車場に車を停め、向かったのはレストハウス裏手方向にある「神仙沼自然休養林展望台」。
木道が整備され、ほんの数分でたどり着けます。

P6230186.jpg
18_1_viewfromthePA140552.jpg
17_2_PA140038.jpg
"The view from the Shinsen-Numa Observatory and the map for the view"

展望台からは共和町をはじめ、その先にある積丹半島までを一望できます。

16_3_shinsennumasignboard_PA140040.jpg
15_4_woodpath_PA140043.jpg
"The wooden path for Shinsen-Numa"

再び木道を通ってレストハウスまで戻り、道道66号を渡って反対側にある"神仙沼"へ向かいます。

14_5_sky_PA140041.jpg

木道のおかげでとても歩きやすく、冷たくなってきた空気と森の香りは爽やか。
歩きやすい靴と服装がよいと思いますが、訪れた人の中にはスカート・パンプス姿の人も見かけます。

13_6_messageboard_PA140042.jpg
"The board says, good luck!"

ところどころに神仙沼までの距離と"がんばってね"の言葉があり、思わずがんばれます。
途中に分かれ道。

どちらも神仙沼にたどり着きますが、階段有り、階段無しルートの選択です。
春に来た際は、階段有りルートのみ通れた(ハズ)ので、階段無しルートを選んで進みました(階段無しルートのほうが、やや距離が長くなります)。

12_7_mountains_PA140047.jpg
11_8_birch_PA140048.jpg

階段無しルートは、ゆるやかなスロープが続き、その内側を進む階段ルートよりも、もしかすると見晴らしがよいかもしれません。

10_9_haimatsu_PA140049.jpg
9_10_woodpath_PA140056.jpg
8_11_brook_PA140072.jpg
"Shinsen-Numa High Marsh"

15分~20分ほど(約600m)で到着した「神仙沼高層湿原」。
ハイマツや蛇行する小川がとても湿原らしい景色です。

7_12_shinsennumasignboard_PA140063.jpg

高層湿原をさらに進むと「神仙沼」です。

6_13_shinsennuma_PA140067.jpg
5_14_duck_PA140566.jpg

神秘的な神仙沼の向こう岸近くで、飛沫が上がっています。
よくよく見ると、どうやらカモのようです。

親子で水に潜りながら、魚を食べています。
静かに過ぎてゆく時間がとても居心地よく、長居をしたくなりますが、重い腰を上げて帰路へ。

4_15_hotsand_P6230332.jpg
"One of the menu, grilled sandwitch in the cafe, Shinsen-Numa Resthouse"

神仙沼レストハウスでは、コーヒーなどの飲み物のほか、カレーライスやラーメン、豚しょうが焼き丼など、
軽食もいただけます。
写真はホットサンド(\350)と自家焙煎コーヒー(\300)。

札幌から日帰りドライブが可能なエリアです。
春から秋(おおむね5月~10月)にかけておすすめのスポットです。

神仙沼・神仙沼自然保養林

名称
神仙沼・神仙沼自然保養林
住所
北海道岩内郡共和町前田
アクセス
車で札幌市内より小樽(札樽自動車道)経由で約2時間10分(約115km)
車で札幌市内より国道230号線・中山峠経由で約2時間30分(約115km)
JR「倶知安駅」より車で約40分(約25km)
※冬季は国道66号は通行止め

筆者

北海道特派員

市之宮 直子

小樽生まれ、江別育ち、札幌在住のフォトライター。三度の飯より北海道を撮ることが好きな道産子北海道Loverです。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。