"オホーツクブルー"を見に、日本最北エリアの"枝幸(えさし)町"へ!

公開日 : 2018年09月19日
最終更新 :

今回は、バスツアーで訪れた「枝幸町(えさしちょう)」の

美しい"オホーツクブルー"の海をご紹介します。

最近では、2018年5月に訪れ、オホーツクライン(国道238号/宗谷国道)沿いの

海のオホーツクブルーと真っ白なオオバナノエンレイソウの美しさに魅了され、

いずれまた訪れたいと思っていた町のひとつです。

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"For Esashi Town in Okhotsk Area on a bus tour from Sapporo"

今回は久しぶりのバスツアー。

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"Esashi Town(Okhotsk Area) is 300 km far from Sapporo and 340 km from New Chitose Airport"

枝幸町は、札幌から約300km、新千歳空港からは約340kmの地点にある

オホーツク海に面した日本最北エリアの町のひとつです。

今回は、途中にある道の駅などに寄りながら、約4時間かけて枝幸町へ向かいます。

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"Sapporo Beer Classic and one of the local speciality of Esashi Town, the dried scallop as a snack"

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"The new line from the local convenience store in Hokkaido, Tokachi Brandy Highball, which is made with 30-year-matured Toakchi Brandy"

ドライブ旅ではできない、バスツアーでの醍醐味!

このバスツアーでは、途中、ホタテやカニが特産の枝幸町へのツアーならではの

「ホタテの干し貝柱」が配られ、希望者はビールや、この6月に発売した

「Secoma十勝ブランデーハイボール」(\198)などと一緒に楽しむという贅沢な道中です。

ちなみに、この十勝ブランデーハイボールは、フレンチオーク樽で30年間熟成した

希少な十勝ブランデーを使用しているそう。

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"The lural landscape in the western area, Utanobori in Esashi Town(Okhotsk area)"

道央自動車道を降り、士別市、名寄市(なよろし)、美深町(びふかちょう)

そして音威子府村(おといねっぷむら)を抜けると、いよいよ枝幸町歌登(うたのぼり)地区です。

ホタテやカニといった海のイメージが強い枝幸町ですが、

合併前は"歌登町"だった枝幸町西部は、森や牧草地などののどかな風景が広がる地域です。

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"The view of Okhotsk Blue of the sea of Okhotsk, from the Kitami Kamui Misaki Park in Esashi Town"

歌登地区を通り抜け、オホーツク海へ。

枝幸町中心部から約14km、車で約18分ほど走ると「北見神威岬公園」があります。

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"The view of the Horn Kitami Kamui, from the Kitami Kamui Misaki Park"

北見神威岬公園から臨む「神威岬」。

神威岬というと、積丹の神威岬を思い浮かべる人が多いかと思いますが、

枝幸町にも神威岬があり、積丹ブルーに負けない"オホーツクブルー"とともに

公園から美しい景観を見ることができます。

積丹の神威岬と区別するため、オホーツクエリアの代表的な街のひとつをとって

北見神威岬、と呼んでいるのですが、実は北見市中心部からは約200kmあります。

北海道は広い!

同じ理由で、枝幸町は音だけ聞くと道南の江差町と同じなので、

北見枝幸といったり、最近では、オホーツク枝幸ということも多いようです。

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"The Okhotsk Blue in September"

そんなオホーツクブルーは、秋空の元、吸い込まれそうに美しい青です。

とはいえ、秋の様相を呈してきた北海道ですが、この日の枝幸は、

最高気温が25℃を上回り、9月の平均気温15℃を大きく超えました。

日本最北エリアとしては、とても珍しい気温です。

おかげで、爽やかさと同時に夏気分をもう一度味わえました。

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"A school of trout in the sea, which is gathering along the coast"

高台にある公園から浜辺を覗き見ると、水中に何やらうごめく物体が。

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"To the coast by steps"

階段を使って、浜辺まで降りてみました。

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"The Fresh-run trout"

なんと、海から小川に向かって遡上するマスの群れです。

ニュースでよくみる北海道、秋の風物詩ですが、

これほどたくさんのマスが遡上する光景を間近に見たのは初めてです。

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"A baby Slaty-backed gull"

マスを狙って飛んできたのでしょうか。

オオセグロカモメの幼鳥が、波の飛沫を浴びながら羽繕いをしています。

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オホーツクブルーに加え、思いがけない元気なマスの遡上を目の当たりにし、

秋の枝幸町をすでに満喫した気分に。

余談ですが、前回5月に訪れた際、心を奪われた光景がこちら↓。

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"White trillium, in May, Esashi Town"

高山植物のひとつ、"オオバナノエンレイソウ"の

輝くように白い花が風に吹かれている光景と、

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"The Okhotsk Blue of Okhotsk Ocean in May, Esashi Town"

ときおり南国を思わせるようなエメラルドグリーンがきらめく

"オホーツクブルー"の海!

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"The Okhotsk Blue with the rods for salmon fishing"

今の時期、海岸沿いには"サケ"釣りのロッドがずらりと並びます。

なお、枝幸町での直近のイベントは、10/7(日)10:00~13:30開催の

「よくばりフェスタ2018」があります。

【北見神威岬公園】

宗谷郡枝幸町目梨泊

アクセス

・車で「稚内空港」より約83km

・車で「新千歳空港」より道央自動車道・名寄国道・道道220号線・オホーツクライン(国道238号)経由で約340km

・バスで「大通バスセンター」(札幌)より、宗谷バス「特急えさし号」(要予約)乗車、「枝幸バスターミナル」下車(所要時間約5時間30分)、宗谷バス「浜頓別線浜頓別行き」乗車、「神威岬公園停留所」下車(所要時間訳30分)

関連サイト

筆者

北海道特派員

市之宮 直子

小樽生まれ、江別育ち、札幌在住のフォトライター。三度の飯より北海道を撮ることが好きな道産子北海道Loverです。

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