新千歳空港から車で15分のサンクチュアリ「ウトナイ湖」で自然浴

公開日 : 2018年08月27日
最終更新 :

苫小牧市内にある日本屈指の渡り鳥飛来地で、

ラムサール条約登録湿地でもある「ウトナイ湖」は、

身近に自然を感じられる"道の駅"としても知られています。

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北海道外では、連日猛暑が続いていますが、

北海道は、見上げるとすっかり秋色の空です。

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ウトナイ湖は「道の駅 ウトナイ湖」の施設に直結!

道の駅の建物のすぐ裏がウトナイ湖です。

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湖面に青空が写るウトナイ湖。

道の駅の建物から、あまりに近くてびっくりです。

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さらに驚いたことには、岸辺に白鳥が!

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湖のなかほどにもつがいらしき白鳥がいます。

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冬にロシアからオオハクチョウなどが飛来するウトナイ湖ですが、

ケガなどで春先に飛び立てなかったオオハクチョウが苫小牧市内の各所に

とどまっていることがあるそうです。

思いがけず、この時期にオオハクチョウを見ることができました。

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ウトナイ湖周辺の自然観察路を歩いてみました。

ちなみに、足元が歩きやすく整備されており、歩きやすい靴であれば散策可能ですが、

湿地ということもあり、おススメは長靴です。

道の駅のショップでも野鳥観察用のポータブルな長靴を販売しています(2018年8月現在)。

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生息する動植物についての標識も多数設置され、

歩きながら自然にウトナイ湖について知ることができます。

子どもの頃の社会見学を思い出します。

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林が続く"ハスカップの小径"に入ると、どこからともなく鳥のさえずりがたくさん聞こえてきます。

まだ葉が多く茂っているので、姿を確認することはなかなかできませんが。

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木の葉の間からは、新千歳空港へ向かう飛行機も。

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途中、川に遭遇しました。

「オタルマップ川」というそうです。

見ると川が赤い...。

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川上流部にあたる勇払湿原にすむバクテリアの影響で、

水中の鉄分が酸化し赤い鉄になるそうです。

写真↑は川底に付着した酸化鉄。

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林を抜けると湿原らしい風景が開けました。

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"Japanese Rasberry"

「ナワシロイチゴ」

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"Boneset"

「ヒヨドリバナ」

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木道の周りには、かわいらしい花や実があちらこちらに。

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都会の街中では、あまり見なくなってきた

トンボがたくさんとまっています。

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"Whooper Swan from the viewpoint, Magan-no-Terrace(Terrace of the white-fronted goose)"

湖のそばには、いくつか"テラス"が設置されており、

写真↑は「マガンのテラス」から垣間見た遠くのオオハクチョウ。

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"あずまや"では屋根付きベンチで湖を見ながら小休憩できます。

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"Damselfly"

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"Bushcricket"

夜の涼しさに夏は終わりかと思っていましたが、

セスジイトトンボやキリギリスなど、元気に活動中の昆虫にも多く遭遇。

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道の駅建物の周りにもかわいらしい花がいくつも咲いています。

自然観察路は約500mと手軽な距離なので、ウトナイ湖へ立ち寄った際、

晴れていたら観察路散策もおススメです。

【ウトナイ湖】

北海道苫小牧市植苗156-30(道の駅ウトナイ湖)

アクセス

・車で新千歳空港より約15分

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筆者

北海道特派員

市之宮 直子

小樽生まれ、江別育ち、札幌在住のフォトライター。三度の飯より北海道を撮ることが好きな道産子北海道Loverです。

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