IKEA博物館(?)オープン

公開日 : 2010年02月21日
最終更新 :
筆者 : monalisita

スウェーデン生まれのものと聞いて思い出すのは、何と言ってもIKEA。IKEAとは、ご承知のようにモダンな家具を手頃な価格で提供するお店。このIKEAがついにサントドミンゴに上陸し、17日にオープンした。

一般にドミニカでは家具の価格がべらぼうに高いので、IKEAの進出は国民にとって大喜び。ライバルの家具屋はIKEAのおかげで、売り上げは落ちるかもしれないが、価格を是正するいい機会だ。IKEA商品はカタログを見たところ日本やアメリカで売られているものと全く同じであり、値段だけが異なる。ドミニカのIKEA商品は、日本で売られる商品よりも価格は高めであるが、それでも一般家具屋よりもかなり低めなので、きっとお客の足は、しばらくはIKEAに向かうことであろう(私も含めて)。

このIKEA。敷地面積35,000m2(倉庫スペースを除く)を有し、1,600台の駐車場完備。投資額8,500万ドル。ラテンアメリカ諸国で初のIKEAショップである。600人の直接雇用、さらに1, 000人以上の間接雇用を生み出し、ドミニカ経済の活性化を図るとして、大統領も大満足。

ミーハーな私も、オープンした週の週末に見学に行った。予想はしていたものの、やはりIKEA周辺は渋滞、駐車場内も渋滞、そして駐車場から降りてお店の入り口にもまた長蛇の列。おどろいたのは、入り口での入場制限。まるで、ディズニーランドのアトラクションを待っているかのようだ。待っている間は、ピエロの格好をしてローラースケートを履いたお姉さんが、ペットボトルの水をお客さんに配りまわるという、嬉しいサービス付き。

やっと、入り口を通過してエスカレーターで上に行くと、そこには人、人、人。商品はここに入れてくださいと、大きい袋(まるでバーゲン袋!)を一人ひとり渡される。が、人がいっぱいで見たい物もゆっくり見れないし、戻ることもできない。床の上には、矢印のマーク。人の流れはこの矢印に沿っていかなければならない。なんとも、これはお店と言うよりも家具博物館!! でも、確かにドミニカ風の重厚な家具とは違ったモダンなデザインで、誰もが足を止めたくなる商品ばかりである。

売り場は2階にまたがり、レストランや子供の遊戯場も店内にある。ゆっくりショッピングを楽しめる配慮であるが、今日はお昼ご飯を家で用意しているから、外食は×。でも、2歳の息子はお腹が空いたと泣き喚く。結局、息子のために急いで帰ることにした。しかし、出口(レジ)が見つからない。店員に聞くと、床の矢印に沿って行って下さいとのこと。なんじゃ、全てを見て回らないと、出口に出られないなんて、やっぱりここは博物館だ。人の流れをすり抜けて、やっとレジに到着。

ということで、この日はIKEAに来たものの、あまりゆっくりできずに帰ってきてしまった。とは言っても、1時間以上はいたのだが。あまりに圧倒されすぎで、本ブログ用の写真を撮るのを忘れてしまった。写真は次回のお楽しみと言うことで…

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