バイア・デ・ラス・アギラス エコツアー(2)

公開日 : 2009年11月24日
最終更新 :
筆者 : monalisita

(前回に続く)

バラオナ中心部から約2時間半のドライブの末、「カボ・ロホ」という場所に着く。日本語で「赤い岬」と言う意味だが、名前の通り赤い。何が赤いかと言うと「土」。鉄分を含んだ赤い土が風に吹かれて周囲に育つ植物までも赤茶色に変えてしまっている。ここでの産業は、ボーキサイト。アルミニウムの原料で北米に向けて輸出されている。このカボ・ロホ、道路が整備されていないため、道はガタガタ。距離としてそれほど長くないのだろうが、次のポイントである「ラ・クエバ」に着くまで30分以上かかってしまう。

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ラ・クエバにはちょっとした軽食が取れる屋外レストランがある(そして、奇妙な彫刻(写真)も見られる)。でも、ここが最後の休憩所。ここも既にきれいなビーチが広がるが、アギラスビーチは更にここからボートで20分ほど離れたところにある。エメラルドグリーンの海に囲まれるだけでも贅沢だが、ボートに乗ってそびえ立つ断崖を眺めるのも、また自然の神秘を感じさせる一瞬である。

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アギラスビーチには美しい自然を保護するため、食事処となる海の家はない。ビーチによくいるお土産の売り子もいないし、マリンスポーツのオプションツアーもない。つまりあるのはビーチ。でも、2年前との大きな違いは、ビーチにあずまやと展望台ができたこと。どうやら観光省と環境省が協力して作ったとか。乾燥地のビーチに育つのは、椰子の木ではなく背の低いサボテンと灌木。だから2年前は日陰を探すのが大変だった。屋根のあるあずまやができたおかげで、今回は海からの心地よい風に吹かれながら、持参したお弁当をおいしくゆっくり食べることができた。

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平日に行ったせいもあり、私たち以外には誰もいない。青緑色に輝く海と白い砂浜は私たちのみ。写真を撮るのが下手な人でも、撮った写真は全て市販の絵葉書になってしまうほど美しい場所。8kmのプライベートビーチは、精神の保養に最高の場所である。

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