おばさんパワーは全世界共通?!

公開日 : 2009年08月31日
最終更新 :
筆者 : monalisita

海外で暮らす人にとっては欠かせないスーパーでの買出し。もちろん、スーパーに行かなくても、日本で言うコンビニのような「コルマド」でも、野菜や果物をバラで買うことはできるけど、1週間分まとめて買おうとなると、やはりスーパーが便利。

サント・ドミンゴにはいろんなチェーン店のスーパーがある。曜日によって値段が変化するので、私は特売日を狙って行くのだけども、仕事帰りに行くせいか品揃えが薄いこともある。

こっちのスーパーで売っている野菜や果物はほとんど重さ売り。1ついくらではなく、1リブラ(ポンド)でいくらで計算する。自分で好きな量だけ取って、その野菜や果物の種類ごとにビニール袋に入れるのだが、レジに行く前に、袋に入れた野菜や果物を計量器で量って値段シールをペタッと貼ってもらう必要がある。スーパーによってはレジに計量器機能がついているところもある。

それでも、お客の手間を考えてか、ニンジンやジャガイモ、たまねぎなどはネット詰めやパック詰めで売っているスーパーがある。私も、一つ一つ選ぶのが面倒なときは、このパックを手に取ることが多い。そのときはもちろん、どのパックの野菜が新鮮かを見て、丹念に選ぶ。でも実際スーパー側がパック詰めするメリットは、ちょっと見た目の悪い野菜や小ぶりの果物などをパックにまとめて入れて、お客に買わせることにあるのかもしれない。

ドミニカ人はそんな手にはのらない。特に、おばちゃんたちの目は鋭い。

何をしでかすのかと思いきや、ネットやパックをビリビリと破いて良い野菜のみを自分の袋に入れる。「あら、これは腐りかけているわ」とか「これはちょっと小さいわね」などとつぶやきながら、あちこち破りまくる。どっちにしろポンドいくらなので、パックやネットを破ろうが気にすることはない。

私はまだそこまでする勇気はないものの、そのおこぼれを頂戴している。パックを破るおばちゃんの後について、破れたパックの中からまだ残っている良さそうな野菜を取るのだ。ハイエナの食い散らかしをハゲタカが取るのと同じかも^ ^;)。

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