チリの朝ごはん~朝は野菜を食べないチリ人

公開日 : 2015年07月29日
最終更新 :
筆者 : Panchita

チリの朝ごはんと言えば、パン+マーガリン・ジャム(+ハム・チーズ)にインスタント・コーヒー or 紅茶。

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シンプルなコンチネンタル・スタイルで、一般庶民の朝食や、通常バックパッカーが泊まる安宿(一ツ星~二ツ星)はこんな感じです。

パンはHallulla(アジュージャ、写真左)かMarraqueta(マラケッタ、別名:Pan Francés、写真右)が一般的で、いわゆる食パンを食べる人は少数です。

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どちらもモソモソしていて、日本人でチリのパンを美味しいという人はあまり聞いたことがありません。特にアジュージャは日本人の感覚ではパンと思えない重さ&食感なのです。(もちろん美味しいパン屋さんもありますよ!)。

【ちょっと豪華な朝ごはん】

そして、家庭によってはチーズ、ハム、卵、フルーツ、ヨーグルト、シリアル、クッキー、ジュースなどのうち幾つかが加わります。1泊50~100ドル程払ってアパートホテルや三ツ星ホテルに泊まれば、簡単なビュッフェ形式でこれらが提供されることが多いです。

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ただし、このレベルでもドリップ・コーヒーではなくインスタント・コーヒーのみが主流、そして、ヨーグルトは味付きの甘いものが多く、要注意です。白っぽいパッケージでプレーン・ヨーグルトと思ってよく見るとバニラ味だったりします。

こんな感じで、一般家庭や一般的なホテルの朝食では野菜が出てくることはまずありません。

【豪華な朝ごはん】

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さて、四ツ星・五ツ星の高級ホテルの朝ごはんは...、それぞれの種類は増えるものの、ベースは同じでビュッフェ形式です。ここではアジュージャとマラケッタ以外のパンも登場!

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オムレツを作ってくれたり、チリ南部ではスモークサーモンが出たりして楽しいのですが、スープや野菜を見たことはありません(ごくまれにアボカドやトマトがある程度)。

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そして、ケーキやクッキーの種類が格段に多くなります。このレベルになるとさすがにドリップ・コーヒーがありますが、必ずインスタント・コーヒーも併せて置いてあります。

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チリ人は朝に野菜を食べると体を冷やすと信じているようで、朝食には生野菜はおろか野菜スープやポタージュすら出てきません。そのかわり、健康に気を使う人だとフルーツをたくさん食べます。旅行中は野菜を食べるのはどうしても難しくなるので、朝食でシリアルやフルーツを摂って食物繊維を補いたいところですが、意外と糖分が多いので食べすぎにはご注意を。

(7月お題"朝食")

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