2015年のイベント【前半編】~注目は南米サッカー杯
今回は、2015年のチリのサンティアゴ近郊を中心とした主なイベント&祝祭日を紹介します。
まずは、1~6月。既に終わってしまったものもありますが、毎年恒例のものがほとんどです。
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【1~2月】
チリはバケーション・シーズン。サンティアゴは交通量が減り移動は楽になりますが、2月には1~2週間閉めてしまう商店やレストランもあります。反対に、地方の観光地やビーチリゾートは大賑わいとなります。
1月1日(木・祝) 新年 (前日夜から商店の営業が禁止、飲食店はOK)
1月4日(日)~17日(土) ダカール・ラリー2015
2009年から南米開催となった自動車レース。2015年からはボリビアが開催国に加わり、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスをスタート/ゴールとして、アルゼンチン→チリ北部→ボリビア(ウユニ)→チリ北部→アルゼンチンと周ります。サンティアゴからは遠く簡単に観に行けないのが残念。
1月3日(土)~18日(日) サンティアゴ・ア・ミル(Santiago a Mil)
前回のブログで紹介した毎年恒例の芸術祭。無料イベント・ショーも数多く、サンティアゴだけでなく地方都市でも開催されます。
1月22日(木)~25日(日) チリ・カウボーイ・フェスティバル(Festival del Huaso de Olmué)
サンティアゴからバスで2時間ほどのオルムエ市で毎年開催される民族音楽や踊りが盛りだくさんのショー。わざわざ行かなくても、国営テレビ(TVN)の生中継で楽しめます。
2月22日(日)~27日(金) ビーニャ・デル・マル音楽祭(Festival de Viña del Mar)
56年の歴史を誇る南米最大級の音楽祭。サンティアゴからバスで2時間ほどのビーチリゾート ビーニャ・デル・マルの野外劇場で開催されます。アイドル、ロック、フォーク、更にはコメディアンのショー、ミスコンまであって老若男女楽しめる音楽祭です。今年の目玉はリカルド・アルホナ(Ricardo Arjona)、ルイス・フォンシ(Luis Fonsi)、他。直前に大物の出演が決まることもあります。入場券を手に入れるのは大変かもしれませんが、テレビ(Chilevisión)で22時頃から終わるまで生中継され、チリ人の半分以上が観るといっても過言でないほどの人気行事です。
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【3~4月】
ビーニャ・デル・マル音楽祭と共に、夏休みは終了。チリは通常生活に戻ります。
3月14日(土)・15日(日) ロラパルーザ・チリ(Lollapalooza Chile)
今年で5回目となる北米ロック・フェスティバルのチリ開催、サンティアゴ中心部にあるオヒギンス公園(Parque O'Higgins)という絶好のアクセスですが、安い席は既に売り切れのようです。
3月29日(日)~4月5日(日) 聖週間(Semana Santa)+復活祭(Pascua)
※4月3日(金)・4日(土)が祝日、聖週間は毎年移動します。
日曜日の聖枝祭(Domingo de Ramos)から始まる8日間。土曜日まではイエス・キリストの受難を共有するために食事などの節制をするのが習わしですが、チリでは敬虔なカトリックは減っており、イエスの死んだ金曜日のみ節制する人が多いです。しかも 食事の節制→ご馳走を食べない→肉を食べない→魚介を食べる と変遷しており、聖金曜日=魚や貝を食べる日。サンティアゴの中央市場はいつも以上に混雑し、魚介の値段がグーンと上がり、その後おなかを壊す人が続出するのであります。
4月13日(月)~17日(金) CESCO WEEK
サンティアゴで開催される毎年恒例の銅サミット(チリは世界最大の銅産出国)。この時期は、サンティアゴのシティホテル/高級ホテルは満室で、数週間前から予約を取るのはほぼ不可能になってしまいます。
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【5~6月】
冬に入り雨が増えてきます。そして、サンティアゴを始めとする内陸部の都市の大気汚染がひどくなり始めるのもこの時期です。
5月1日(金・祝)メーデー (前日夜から商店の営業が禁止、飲食店はOK)
5月21日(木・祝)イキケ海戦記念日(Día de las Glorias Navales / Combate Naval de Iquique)
毎年、イキケ(北部)、バルパライソ(サンティアゴからバスで2時間ほど)、タルカウアーノ(南部コンセプシオンの近郊)で軍事パレードが行われます。バルパライソでは大統領が国会議事堂で教書演説が行い、その後パレードに参加します。ただし、デモもあるので見に行く場合は十分な注意が必要です。
5月31日(日)文化遺産の日(Día del Patrimonio Cultural)
美術館や博物館のみならず普段は一般非公開の施設の内部を無料公開する年に一度の特別な日。2013年まではモネダ宮殿(執務室などの内部を公開!)、ユニオン・クラブ、国営銀行などに大行列ができていたのですが、2014年は美術館・博物館の無料公開のみでした。詳しい内容は1カ月ほど前から国定記念物評議会のウェブサイトやマスコミを通じて発表されます。
6月11日(木)~7月4日(土) 第44回南米サッカー杯(コパ・アメリカ/Copa América 2015)
ちなみに、大会のマスコットは狐のスィンチャ(Zincha)君。狐(zorro)と熱狂的ファン(hincha)を合わせた名前です。
6月29日(月・祝)聖ペトロ・聖パウロの日 (毎年移動する祝日)
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【後半編】に続く
(1月お題"2015年イベント")
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